2015.09.20 本・読書
『なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか』 石田淳
先日、ハイクラスの人材面談で素敵な方とお会いしました。
自身のキャリアチェンジに、今までと違う業態のそれも外資系へ転職したのです。
Aさんとしましょう。
社長はもちろん、外国人ばかりのベンチャーだそうです。
朝礼、ミーティングも、プレゼンも、すべて英語。
私「Aさん、英語もともと使えたんですか?」
Aさん「いえいえ、海外行ったこともないし、独学で少しずつ勉強してきました」
私「部長という要職で、仕事も多忙でしょうし、よく時間がありましたね」
Aさん「いやいや、時間は自分で作るものですし。工夫次第ですよ」
そうなのです。
一流の人は、時間を作るのです。
私ども、凡人は時間に追われてしまいがちです。
そんな矢先、手にとった、石田淳さんの『なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか』
私は、社長として、人に「私は忙しいんです」と言うのはとっても恥ずかしい、みっともないことだと思っているんです。
自分の無能を宣伝するようで。
なので、頼まれごとには、「笹川さん、忙しいでしょう?」と気遣われるけど、「ううん、忙しいのは社員だから」と引き受けては、ぜいぜい、自分の首を絞めることになったりしているのです。
なので、改めて、なぜ私はこんなに忙しいのだろうか?と時折、棚卸をします。
最近の結論としては、「要領が悪いくせに、活動量が多い」
さて、時間管理の本は世の中にあふれていますが、この本は、行動科学マネジメントに基づいて書かれています。
時間を作りだすための5つの技術
「計測する」→「定型化する」→「整える」→「計画する」→「集中する」
自分が1日のうちでどんなふうに時間を使っているか?
1週間やってみると、自分の癖、無駄な使い方などがよくわかります。
このときにどういう気分だったか、心の計測も大事なのです。
私自身も、アプリで1週間つけてみたことがあります。
「時間の見える化」です。
人の相談事、頼まれごと、紹介したり、代わりに売り込んだり。
本業以外の余計なこともしています。
自分がいい時にはどんどんさせていただこうと思っていますが、それにしてもバランスがあります。
でもそれが自分や会社にとって、まわりまわって、紹介やチャンスをたくさんいただけることにもなっています。
だから大変だけど幸せです。
ぜひ、ご自身がどんなふうに時間を使っているか、メモを付けてみると面白いと思います。
この本には、いつも時間がないサラリーマンAさんと、仕事ができて余裕あるB部長がでてきます。
Aさんは自分の時間の使い方に危機感を覚えて、1年後。
まったく違うメリハリある生活になりました。
これが、マンガストーリー版だと、若い人にはもっとイメージしやすいかも。
この本は、こんな方におススメです!
「忙しさに追われ、ただ時間だけが過ぎている」
「やりたいこと、やるべきことがあるはずなのに、全然できていない」
部下の生産性を上げたいと思うマネージャークラスの方
誰にも平等なのが1日24時間ですね。
☆今日の一冊
『なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか』
著者:石田淳
ハードワークの毎日でも自分を崩さない
行動科学的「仕事と人生」のタイムマネジメント
同じ著者の、マンガ版「教える技術」新刊の「辞めさせないマネジメント」も読んでるところです。
なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか (青春新書インテリジェンス)/青春出版社
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<笹川祐子の感謝ブログ> 創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。
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