2023.06.13 ジェンダー、社会課題
育児期、働き方柔軟に。
こんにちは。
ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。
今日の日経新聞朝刊の3面に「育児期、働き方柔軟に~厚労省が報告事案 在宅拡充、残業も免除」という記事がありました。
働く人がこどもが3歳になるまでは在宅勤務を選べるようになるほか、就学前までは残業が免除されるように、制度を変えていくようです。
スピーディに、罰則規定でも作って、徹底していかないと、日本はことごとく問題が先送りされます。
少子化の問題はもう30年前から指摘され、さまざまな施策を打ってきましたが、どれも失敗に終わっています。
私自身、昨年、大学院の論文を書くのに、いろいろなことを調べてみました。
経営者として、まったく気づけなかった盲点が、「女性活躍には、女性が働きやすい職場環境・福利厚生と、家庭での男性の家事・育児の参加の両輪である」ということです。
多くの企業が、職場環境の整備や福利厚生に力を入れてきましたが、家事・育児の負担を全部女性が担う、ワンオペという状況では、女性はフルタイムで昇進も目指して頑張ろうというのが物理的に無理ですよね。
賃金はあがらない、女性の家事育児負担は大変。
これだけがすべての原因と言えませんが、少子化にはどめがかからないのは、無理もありませんね。
私自身、子育ての経験がありません。
女性社長として、女性社員の産休・育休にはできる限りのサポートと理解を社内に浸透させてきたつもりですが、男性社員の育休や、妻との協同への啓もうなどが、まったく頭から抜けていました。
先日、元社員の子どもの入学祝を送らせてもらったとき、久々に電話で話しました。
お子さんが小さいときに、育児参加できる環境を作ってあげられなかった反省とお詫びを伝えました。
ごめんね~
本当にいけてない社長だった。
今の私ならね(こういうことを知ったあとでは)男性でも数か月の育休を取得できるような環境整備が出来たと思う。
そんなことを言うと
「社長~そういう時代でしたから!周りも育休取ってる男性もいませんでしたし。
でも、社内では、働くママが子どものイベントに参加できる環境だったから、おかげさまで、うちの子の保育園のイベントには全参加させてもらっていましたよ」
そんな回想を聞くことが出来ました。
今、20代、30代の男性と話すと、皆さん育休取りたいと言いますし、育休のために転職・起業したという人が周囲に3人います。
世の中変わっていく実感はあります。
少子化のつけは、これから2030年問題など、恐ろしいことになってきます。
もう最後のチャンスですので、国として、この少子化対策やこども予算など、徹底して欲しいですね。
10年後はもっと財政が圧迫されるので、本当にラストチャンスだと思います。
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