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2023.06.04 ジェンダー、社会課題
ヤングケアラー

キーワード:ヤングケアラー

こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

今日の北海道滝川市は朝から雨で、凄く寒くて、家の中ではストーブを焚いています。

風も強くて、さすがにウォーキングに出る勇気はなく、床暖の上で、ごろごろしてオーディオブックを聞いています。

ようやく午後の3時過ぎに、雨がやんで、日が差してきました。

夕方、30分の早歩きに行ってこようと思います。

さて、今朝の北海道新聞朝刊の一面に大きく、「ヤングケアラー 広がる窓口 届かぬ支援」という記事が掲載されていました。

「ヤングケアラー」という言葉は、昨年、大学院の論文を書くためにいろいろな本や資料を読む中で、知った言葉でした。

18歳未満の子どもが家族の介護や世話を担っている「ヤングケアラー」という存在。

家庭の家事や兄弟姉妹の面倒など、お手伝いの域を超えて、本来大人が担うような、家族の世話全般に忙しくて、学校の勉強についていけなかったり、同年代の友人関係ができない子どもがいるということに、国や地域でもっと支援できないものかと思っていました。

このヤングケアラーという問題は世界各国でも認識されており、一番進んでいるのはイギリスのようです。

支援のレベル別にみると、日本は、「支援なし」という最下位のレベル7のようです。

国と地方自治体ではケアラー支援条例を施行したり相談窓口の設置に動いています。

ただ、子ども自身が、親族の世話は当然と思っていたり、周囲からの同情を敬遠したり、支援の難しさもあるようです。

私自身、派遣会社の経営の時に、若いスタッフさんから、家計の収入が足りず、高校生の時からずっとアルバイトをしているとか、父親がリストラで無収入となり、大学生の奨学金を生活費にしているとか、祖母の介護を自宅でずっとしてきて両親は仕事を辞められないので、自分は就職で正社員につけなかった、などと聞いてきました。

当時は、「ヤングケアラー」という言葉を知りませんでしたが、ただでさえ少子化の若い人が少ない時代に、親の犠牲になって進学や就職の機会を得られないのは、社会にとっても大きな損失だと感じました。

北海道新聞の記事にも、元ヤングケアラーの方の経験談が掲載されていました。

小学生時代、脳卒中で半身まひの父の介護。

お父さんがなくなり、お母さんはアルコール依存がすすみ、ほとんど学校に通えなかったそうです。

「当時は生きていくことに必死で、誰かに助けを求めるという考え自体が浮かびづらい」

この「ヤングケアラー」という存在自体がまだまだ認知度が低いようですから、もっと知ってもらい、学校や地域、行政で幅広く周知して欲しいですね。

ヤングケアラーをテーマにした小説があり、読んでみようと思います。

↓ ↓ ↓

ヤングケアラー 小説「with you」の作者が込めた思いとは | NHK

 

こちらの記事も参考になります。

↓ ↓ ↓

海外のヤングケアラー支援の取り組みとは?日本のヤングケアラー支援における課題について解説 | 介護情報メディア ケアケア(CareCare) (c4c.jp)

 

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