2023.04.21 ジェンダー、社会課題
ノルウェー政府年金基金 女性役員ゼロに反対票!
キーワード:女性社外取締役
こんにちは。
ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。
今日は、イマジンネクストの設立記念日(先日の4月18日)のイベントです!
さて、昨日(2023年4月19日)の日経新聞朝刊一面に「ノルウェー政府年金基金 女性役員ゼロに反対票 国内300社対象」とありました。
「世界最大級の政府系ファンド(SWF)であるノルウェー政府年金基金は今年の株主総会から、女性取締役がいない日本企業の取締役会議長などの選任に反対する。
対象になる可能性がある企業は約300社。
女性取締役ゼロの企業は経営陣が選任されないリスクが出てくる。
巨額の資金を持つ年金が圧力をかけることで、企業や年金の資金を預かる資産運用会社は対応を迫られそうだ」
とのことです。
このように世界の大きな機関投資家が、会社経営において、多様な考え方が取締役会の議論を活発にさせ質を高めていくと考えています。
ですから男女30%以上が望ましいと考えられるのですが、日本は先進国に比べて、役員の女性比率が約1割とかなり遅れています。
現在私は、上場企業の社外取締役として2社に関わっていますので、このように機関投資家の動向というのはよく理解できます。
過去記事で「女性社外取締役ブーム!」などアップしていますので、ご参考までに。
私は論文を書くためにいろいろ調べたりする中で、日本は多様性に欠ける同質化社会だなぁと、改めて気づかされました。
海外の投資家からの圧力でなく、企業自ら、多様性の受容が業績や成長や社員顧客満足度につながることを真に理解して取り組んでいってほしいと思います。
では、このノルウェー年金基金とは、どのようなものなのでしょうか。
こちらも同日の日経新聞、岡三証券のサイトによりますと
・政府系ファンドとしては、世界最大級の運用規模で、運用残高は170兆円!
・ESG投資の旗振り役
・北海の石油、ガス田から得るノルウェー政府の資源収入を原資として、国民の年金資産を増やすために設立されたファンド
岡三証券から
https://www.okasan.co.jp/service/navihybrid/okasan_column19.html
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