2023.04.30 ジェンダー、社会課題
卵が買えません!食料自給率を考える。
こんにちは。
ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。
北海道に帰省していますが、なんと、卵が買えません!
北海道の卵の主産地の千歳の養鶏場で、鳥インフルエンザの拡大。
鳥インフルエンザの感染が相次ぎ、2割も殺処分されたそうです。
道内各地で深刻な卵不足です。
店舗では、卵不足の張り紙があります。
私は実家から町まで往復約一時間、早歩きして買い物に毎日出掛けていますが、卵がないのです。
地元の同級生の友人に頼んで、やっと10個入り1パックをゲットできました。
おひとり様1パックという制限があり、値段も高騰しています。
ニュースを見ていると、「供給量が元に戻るまで1~2年」
しばらくの間、買い物に苦労しそうです。
さて、鳥インフルエンザとは関係ありませんが、ウォーキングしながら、食料自給率に思いが飛びました。
北海道の食料自給率は、日本全国一位、カロリーベースでは217パーセント(2020年)です。
食べるものにあまり困ったことがない道民にも、今回の卵不足は、大変な事件ではないかと思います。
私は東京都内に住んでいますが、近くにスーパーもコンビニも飲食店もたくさんあり、食べるものに困ったことがありません。
東日本大震災の時には、あっ、食べ物買えなくなる!と、社員たちと手分けして食料を確保しました。
でも、東京の食料自給率は0%なのです!(令和2年度)
令和2年度(概算値)、令和元年度(確定値)の都道府県別食料自給率
首都圏でみても、神奈川2% 埼玉10% 千葉24%と低いです。
世界各国でみれば、日本の食料自給率は38%と主要先進国の中で、非常に低い水準です。
カロリーベースでは、カナダ233%、オーストラリア169%、アメリカ121%、フランス131%、ドイツ84%、イギリス70%、スイス50%(令和元年)
↓
平時は、東京ならいつでもどこでも、食料を買えますが、食料自給率が0%だと、有事の際には、大変危険です。
地震や大災害や戦争によって、物流や輸入がストップする可能性もあるのです。
事実、ウクライナの戦争により、輸入物に制限かかったり、値段が上がります。
いままで日本は輸出大国として、車や工業・家電製品を売り、そのかわりに食料や医薬品などを輸入してきましたが、この30年の停滞で食料自給率をあげる努力が全くないわけでないのですが、成果は出ていません。
少子化対策とも同じです。
日本の国力が高かった時には、もしかしたら、食料は買えばいい、という戦略で良かったのかもしれません。
でも、世界の人口増で食料危機が懸念され、環境も大きく変わってきました。
日本でも大昔は、飢饉で多くの人が飢えで死んだのです。
現代では、そんなことはならないと思っていても、日本国民が食べるものは自国で確保できるようにすべきではないでしょうか。
卵が買えないだけで大騒ぎになるので、もしこれが他の食料品に及ぶことになったら、どうなるのだろうか?
大空と大地の中で、歩きながら、そんなこと思いました。
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