資料ダウンロード
相談する

2022.08.22 音楽・映画・ドラマ
【映画】ミッドナイトスワン

キーワード:トランスジェンダー

こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

今朝も早起きして、大学院の論文のための資料を読んでいました。

昨日、18時からBSテレビの激論!クロスファイアという番組があり、こちらも研究テーマに関わるので、じっくり拝見。

田原総一郎司会で、女性議員(松川るいさん、矢田わか子さん)有識者(三浦まり先生)が「なぜ日本の政治への女性参画は進まないのか」について、現状と課題を語り合うものでした。

ヨーロッパではクォータ制(ある一定の数以上を女性に割り当てる)が政治や企業の人事に導入され、着実に、女性活躍推進が進んでいます。

前参議院議員の矢田わか子さん曰く、

「政治へ女性参画が進むメリットとは。

①妊婦、不妊、子育てなど、当事者意識が高いため、後回しになっていた課題の優先順位が上がる

②国際的な統計として、女性議員が多くなると子育てや社会保障政策の優先が上がり、生活に安心感が高まり、消費が活発に。結果として経済が上向く。」

ということをあげられていました。

大変勉強になり、ありがとうございました。

さて、私の論文のテーマはジェンダーと女性活躍推進、企業業績の相関性、というようなまだ大雑把なものですが、これを機に、映画もダイバーシティやジェンダーに関わるものを見てみようと思いました。

「ミッドナイトスワン」

草薙剛扮するトランスジェンダーの主人公(生まれつきの体は男性、性自認は女性)と、母親の虐待・育児放棄から逃げるバレリーナ志望の親戚の少女。

葛藤を抱えながら共同生活が始まっていく、というお話です。

草彅剛の演技力は、過去のものでも、高く評価されてきましたが、切なさ、哀しさの表情が目に焼きつくほど、素晴らしい演技でした。

難しい役に挑戦した主演の草彅剛は日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞しました。

2020年コロナ禍の撮影スケジュールが遅れての公開でしたが、作品自体も日本アカデミー賞の最優秀作品賞に輝くなど数多くの映画賞を受賞しています。

このトランスジェンダー。

こちらのサイトに詳しくありますが、

トランスジェンダーとは?【性同一性障害との違いも詳しく解説(当事者監修/2021年最新版)】
https://jobrainbow.jp/magazine/transgid

「トランスジェンダーとはこころからだの性が一致していない人を指し、医学用語の性同一性障害とは、厳密には異なる言葉になります。性同一性障害とは、医学用語です。

GIDGender Identity Disorder)ともいわれ、性自認と身体的性が一致しておらず、外科的手術による一致を望む状態を指します。

広い意味では、トランスジェンダーの中に、性同一性障害は包括されることになります。」

ということです。

もう20年以上前になりますが、当時経営していた派遣会社でスタッフさんの1人が、「性同一性障害」の方でした。

そのスタッフさんのために、安心して働ける場所を私どもも一生懸命探そう!、と、うちの社内でも、みんなで応援しました。

当時の地方支社長がクライアントさんの同意を得て、スタッフさんに稼働してもらっていましたが、トイレの問題など、社内の皆さんのご理解ご協力がすごくあったと記憶しています。

今でさえ、この映画自体、なかなか企画が通らなかったと知りました。

カミングアウトする人が増えたとはいえ、まだまだ偏見があるのに、20年前の支社長、クライアント、そちらの社員さん、オープンマインドな良き理解者に恵まれたと感謝いっぱいです。

そんなことも思い出させてくれた映画でした。

男の体に生まれてきて、中身は女性。

女の体に生まれてきて、中身は男性。

ものすごい、生きづらい、苦労が多いでしょう。

信念や生き方でなはく、存在そのものへの理解が得られない、というのはどれだけ辛いものでしょう。

これから、ジェンダーとダイバーシティ関連の映画や本のアップをしていきます。

多様性と一口にいうのは簡単ですし、ダイバーシティ&インクルージョンも言われています。

私自身も、無意識の思い込み、偏見を外していきたいと思います。

 

★笹川祐子 プロフィール

笹川祐子プロフィール

★ライフ・リノベーター宣言

ライフ・リノベーター宣言!

★企業の人材教育・育成ならイマジンネクストへ