2022.07.14 音楽・映画・ドラマ
モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─
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こんにちは。
ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。
大阪に行く機会が多く、先月、中之島美術館に行って、モディリアーニ展を見ました。
とっても感動したので、先日、大阪に行く際に、また見に行ってきたのです。
モディリアーニ展はもちろんですが、この中之島美術館が素晴らしい。
2022年この春にオープンしましたが、建築設計のコンセプトが、
「さまざまな人と活動が交錯する都市のような美術館」
絵画展以外は自由に外と出入りできるのです。
1–5階までの吹き抜け天井は、爽やかな開放感があります。
ところどころのオブジェも素敵です。
さて、二度も見たモディリアーニ。
何がそんなに惹きつけたのか。
私は絵画自体の価値はわかりませんが、その人の生き方というか生き様に圧倒されました。
モディリアーニは、イタリアのユダヤ系裕福な家庭に生まれました。
病弱でしたが、ダンテ、ニーチェ、イタリアの詩を愛し、教養あふれる文学青年。
さらに美男子でしたから、美術を目指しパリへ来ても、相当モテたようです。
アルコールと麻薬に溺れ、35歳で病気で夭折。
その二日後、身重の21歳の妻が投身自殺するという悲劇の生涯です。
モディリアーニは1844年生まれで、1920年に亡くなります。
エコール・ド・パリを代表する画家ですが、評価されたのは亡くなってから。
ずっと貧しい中、特に、第一次世界大戦の最中は大変だったと想像できます。
そして、アルコールの飲み過ぎは、結核の苦しみから逃れるためというのも一因だったのではと言われています。
死後、評価が高まり、ピカソと並んで高額なモダニズム作家の1人のようです。
実は中之島美術館で、1点だけ撮影okの絵があって、びっくりしたのです。
これは、この美術館が所蔵しているもので、大阪市が19億3千万円で購入。
現在、日本が所有する唯一のモディリアーニの裸婦画です。
当時、多額の税金で購入することに、批判も多かったようですが、現在では同様の作品が200億円前後で取引されているようです。
破滅的な生活を送っていましたが、多くの人に恵まれたようです。
女性にはもちろん、パロトン、同世代の画家たち。
日本の藤田嗣治、ピカソ、キスリング、ブランクーシなどと交流を深め、また、若い画家の才能を発掘し、パトロンの美術商には、「自分が死んでも、あいつがいるから大丈夫だ」と引き継いでいったそうです。
特にキスリングとは大親友で、キスリング夫妻は何かとモディリアーニの面倒をみました。
葬儀を取り仕切って、葬式代を全額負担したのです。
ここまで愛される魅力があったのでしょう。
モディリアーニの絵の特徴は、首の長い瞳のない人物画です。
あー、あれ、と思い浮かぶ人も多いかと思いますが、ぜひ一度、ご覧になってくださいませ。
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