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2022.08.24 音楽・映画・ドラマ
【映画】コーダあいのうた

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こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

今朝もプールでウォーキングして、午前中は、オンライン会議と論文の準備。

毎朝、出社せず、リモートでいろいろなことができる日が来るとは!

それなりの組織規模の社長を引退したからだ、とも思えますが、これも思い込みですね。

コロナでこのようなリモートワークが加速し、長時間労働が減るということには、大きな恩恵があったのではと思います。

でも、コロナがなかったら、多くの人まだ混み合う通勤電車で出社して、リアルで面会して、会議体も変わらなかったかもしれませんね。

 

さて、ダイバーシティ関連の映画ということで。

今年2022年第94回アカデミー賞で作品賞、助演男優賞(トロイ・コッツァー)、脚色賞の3部門にノミネートされ、同3部門を受賞した作品。

「コーダ あいのうた」を観ました。

コーダとは、聞こえない親を持つ聞こえる子どもを指す言葉です。

耳が聴こえない両親の元に生まれ、兄も耳が聴こえない。

4人家族の中で1人だけ耳の聞こえる主人公ルビーは、幼い頃から、家族の耳となり、通訳しながら家業の漁業を手伝っていました。

主人公のルビーは歌を歌うことが好き。

彼女の才能に気づいた学校の先生は熱心に彼女を指導し、名門音楽大学への受験のサポートをしてくれます。

映画の世界のことだけではなく、こうやって才能を導き出してくれる人との出会いが運命を変えてくれますね。

でも、彼女の歌声が聴こえない家族は、その才能すらわからず、家業が大事だと、音楽の道へは反対します。

で、ここからラストへは、歌声が聞けなくても感じ取るお父さん。

家族の理解や協力で、乗り越え、ハッピーエンドとなっていく、ヒューマンドラマです。

この映画では、お母さん役のオスカー女優、お父さん役も、実際に聴覚障害のある俳優たちが家族を演じたのです。

ルビーのお父さん役を演じたトロイ・コッツァーは、男性のろう者の俳優で初のオスカー受賞者となりました。

聴覚障害のある方が、普通の仕事をする上で物理的な困難が多いでしょうが、演技の世界でも大変でしょう。

大きなハンディがあると思いますが、それでもオスカー女優がいて、今年、男性で初めてオスカー受賞者が出たというのは、遅すぎたのかもしれませんが、快挙だと思います。

以前、盲目のマッサージ師と話した時に、点耳でほとんどのジャンルの本を読んでいて、歴史や文学にも造詣が深く、映画も良く見るという話を伺ってびっくりしました。

自分の思い込み、思い上がりに深く反省したものです。

目が見えない、耳が聴こえない、という人に、不自由で可哀想と思っていましたが、全然そんなことはなく、自由で豊かな精神世界を持つ人がたくさんいらっしゃるのだと気付けました。

いろいろな人がいる。

日本人は島国で同一人種同一言語でやってこれたので、多様性を受け入れるということが弱いかもしれません。

企業の中でもダイバーシティ&インクルージョン(性別、年齢、障がい、国籍などの外面の属性や、ライフスタイル、職歴、価値観などの内面の属性にかかわらず、それぞれの個を尊重し、認め合い、良いところを活かすこと)の取り組みが盛んに言われています。

日本社会が元気になっていくには、若者や女性、外国人、多様な人々が活躍できる社会にすることが大切だと思います。

 

 

★笹川祐子 プロフィール

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