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2013.05.30 本・読書
経営のやってはいけない!

キーワード:経営

関東も梅雨入りしましたね。

三浦雄一郎さん、80歳のエベレスト最高峰登頂の快挙!

素晴らしいですね。

登頂直前に食べた、虎屋の特製ようかんが、商品化されるとのこと。

さて、「経営のやってはいけない!残念な会社にならないための95項目」

やり手の税理士さんが書いた本で、面白いよ!と奨められました。

著者の岩松さんは、政府系企業支援団体の第1期アドバイザーとして、指名数東北北海道NO.1となり、山一證券では同期トップクラスの営業成績を誇った人。

私は経営書もよく読みますし、セミナー等話も聞きます。

その中で、すぐ実践できること、真似できることは取り入れます。

でも、会社規模や社員数、そのステージによって、経営のやり方は違いますし、大企業の成功事例が中小ベンチャーに当てはまるとは限りません。

そして、成功とは、その人のキャラクターや時流の要素が大きく、同じことを真似しても必ず成功するわけではありませんが、失敗は、これをやっちゃあおしまいよ、と共通するものがあります。

まさにこの本は、起業を目指す方、もしくは、創業間もなく奮闘中の方向けに、いわゆる成功ノウハウより、誰もが陥る失敗の法則が書かれています。

「あれをやれ」「これをやれ」ではなく、「これはしなくていい」ということを明確に、シンプルに、実践的ノウハウが満載です。

経営の場面では、売上、社員数の壁(伸び悩む、越えられないところ)がでてきます。

壁の手前で模索される経営者にもおススメの一冊です。

この本には、各章それぞれに、「やってはいけないリスト」があります。

普通は、「やることリスト」がたくさんですよね。

わが社では、イマジンハートという小手帳に、経営理念や行動ポリシー、社員10か条のこまかいことを書いているのですが、分類して、「やってはいけないリスト」を作ろう!と思いました。

うちの会社は、これをやります、これをやりません、と決めるのは大切なことですね。

たとえば、「従業員の声は聞くな」とあります。

一般的には、「従業員の声に耳を傾けよう」「社長と社員のコミュニケーションを図ろう」などと言われていますが、私は、創業からしばらくはワンマンぐらいでちょうどいいと、相談に来られる方にもアドバイスしています。

最初のうちは、社長の強いリーダーシップが必要です。

そして、社員が増え、組織ができてきたら、社内の声をボトムアップから、という風にしていけばいいと思うのです。

◆自分の会社を潰す方法を考えろ

一つ一つ「潰していく」ことで、万が一の場合でも持ちこたえられる。

危機管理です。

◆頭は下げるためにある

依頼と謝罪と御礼。

「お願いします」「すみませんでした」「ありがとうございました」

◆信用しても任せっぱなしにするな

◆言葉より給料

◆定款は戸籍、登記簿は履歴書

◆カネさえあれば、会社はつぶれない

◆差別化・ニッチ化は売れない言い訳

◆成功は「運」のおかげ、失敗は自分のせい

などなど、改めて自社の経営、社長の行動を見なおすきっかけになります。

 

私自身、経営は本当に面白く楽しく厳しいと、思っています。

机上の論理では動きませんし、想定外の連続です。

だからこそ、こういう中小企業やベンチャーの現実に対面した話は説得力がありますね。

 

☆今日の一冊

「経営のやってはいけない!」

著者:岩松正記

経営のやってはいけない!~残念な会社にしないための95項目~/クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

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<笹川祐子の感謝ブログ> 創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。

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