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2018.06.02 本・読書
モンテ・クリスト伯 岩波文庫

キーワード:アレクサンドル・デュマモンテクリスト伯巌窟王

今、放送中のドラマ「モンテクリスト伯」
日ごろ連続ドラマはあまり見れないのですが、この「モンテクリスト伯」は凄い。

偶然初回を見て、主人公ディーン・フジオカのカッコよさと、ストーリーの奇想天外さに目を奪われたというか、心をわしづかみされました。
ドラマの面白さは原作にあり、とよく言われることなので、さっそく原作を調べてみると。
アレクサンドル・デュマという文豪による小説。

1840年代当時、フランスの新聞に掲載され大人気をはくしたそうです。
日本では『巌窟王』の名称でも知られているとのことで、あー、あれがそうだったのか!と思い出しました。

私は子供時代、体が弱かったので、外に遊びに行くことなく、家で本を読んでいることが多く、伝記物・歴史物などよく読みました。
「がんくつ王」という小説の表紙は、男の子向けの冒険小説のようなイメージで読んでなかったのです。

あー、なんたる失敗!!
この「モンテクリスト伯」の原作は、今は、岩波文庫全7巻で読むことができます。
全7巻!
さっそく買いに走りました。

よく行く書店では売り切れていて、何件か探しにいって。
全7巻というと、ちょっと最初はひいてしまいましたが、華麗なる復讐物語で、どんどん進みます。

とはいえ仕事も忙しいので、毎晩寝る前に少しずつ、やっと5巻目まで来ました。
テレビドラマの進行を並行している感じです。

小説のほうの登場人物は全部カタカナですし、たくさん登場するので、途中で、人物相関図を自分で作ってみました。
で、あー、この人がドラマの高橋克典だぁ、山本美月かぁと、想像しながら読むのも楽しいです。

日頃読むミステリーや経済小説と違って、1800年代のヨーロッパの話ですし、さすが文豪!と思えるような、独特な比喩表現や言い回しなど同じところを何度か読み返しながら、味わいながら読めるのが楽しいのです。

こんなに面白いのに、ドラマの視聴率は低迷しているようで、ちょっと残念ですが、終盤に向け、視聴率は上がってきているようです。
私はこのドラマの脚本家って、凄いなぁと感心しながら見ています。

ネットでも、原作読んだ人たちが、いろいろ書かれていますね。
1840年代のヨーロッパの話を、今の時代の日本のドラマにしてるんですが、とても原作に忠実です。

登場人物の名前だって、素敵に工夫されてます。
エドモン・ダンテス→柴門暖 とか。

ドラマがヒットすれば、原作の本も売れるだろう、もっと本のプロモーションをやったほうがいいと思い、私は、この感動を伝えるべく、岩波書店に電話をしました。

そんな、出版社から見たら大きなお世話ですし、知らないおばさんから電話貰っても困るでしょうけど、実は、岩波書店さんには以前お世話になったことがあるのです。

若い方々向けに、古典の良さに触れていただこうというキャンペーンで、<ビジネスリーダーが薦める岩波文庫>に、私のお薦め本の推薦文が掲載されました。

ビジネスリーダーが薦める岩波文庫に社長が掲載されました。

岩波書店「図書」2014年9月号で、財界のそうそうたる方々の間に掲載され、緊張しました。
そんなご縁もあり、図々しくお電話したのです。
岩波書店さんでも、おかげさまで本が売れてるとのことでした。
やっぱり、ドラマの影響と、良いものは力がある、ということですね。
今夜も楽しみに読もうと思います。

全7巻ものを久々に読み、徳川家康全8巻、いけるなぁと自信がつきました。
今週末、お天気のようですね。
どうぞ健やかにお過ごしください。

この本は本当に素晴らしく、もう一つ記事を書いています。

待て、しかして希望せよ!モンテクリスト伯

 

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