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2013.08.05 本・読書
「人生の最期は自分で決める」大塚宣夫

キーワード:介護健康医療老後

医療・介護の分野での、新規事業を模索しているんです、と周囲に話すと、いろいろな人や本、場所を紹介してもらい、勉強中です。

ある方からのおススメの本。

「人生の最期は自分で決める」

著者は青梅慶友病院創設者。


両親や自分の老後を考えたときに、自分が思ったり感じたりしていることが、ちょっとずれているのだなぁと、現場の話を読んで思いました。

早く知って良かった、そんな「老後の生き方教則本」です。

まず、みなさんが理想とする、「ぽっくり死にたい」「ピンピンコロリ」

これって、現実に叶うひとは、ほんの一握り、5%以下とのこと。

えええーっ、ってびっくり。

それから、私の周囲では70代80代の方でも、とってもお元気!

ですが、一般的には、75歳過ぎから体や精神機能の衰えが目立つそうです。

この本では、定年後に起きること、晩年の過ごし方、最晩年を豊かに、と老後のステージごとのアドバイスがあります。

意外だったのは、老化防止、認知症の進行を防ぐ特効薬は、「一人暮らし」だそうです。

だから、親を引き取ったり、施設に入れたりして、自分で何もやらなくなると、認知症になったり、足腰弱くなるそうです。

「孤独死」をもっと評価しよう!との提言も、読んでみて、なるほどと思いました。

著者の大塚先生は、精神科医としてスタート。

フランス政府給費留学生として、2年間渡仏。

精神病院の勤務医として楽しく過ごしていた時に「親を看取る病院を作ろう」と一念発起。

大きな志を持ち、様々な苦労を乗り越え、病床を増やし、「高齢者ホスピス」に取り組まれています。

それから気になる認知症のこと。

「認知症を恐れるのは無駄。対応次第で困難は軽減できる」

認知症は75歳からぐんと発症率が高まるそうです。

対策の一番は長生きしないこと!?

もっとも推奨する予防法は一人暮らし。

長生きする限り、認知症は避けて通れないと覚悟を決める。

認知症を心配するより、認知症になる前にやりたいことを目いっぱいやること。

ご両親、自分の老後を考える方には、ぜひご一読ください。


☆今日の一冊
「人生の最期は自分で決める」
著者:大塚宣夫

人生の最期は自分で決める 60代から考える最期のかたち/ダイヤモンド社
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