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2023.09.26 ジェンダー、社会課題
日本版DBS(性犯罪履歴確認)見送りへ

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こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

昨日帰京して、夜は道産子ミニ会へ。

30代の若手社長たちが中心で、みんな楽しく頑張ってます。

特に私の大学の後輩、20代女子が二人も起業してて、たくましくて、嬉しかったです。

先日の新聞記事で、「日本版DBSが見送りへ」を見ました。

慎重な議論も必要だけど、性犯罪者が子どもたちの関わる職場で野放しになった状態が続いてしまうので、早く何とかして欲しいと思います。

私は大学院の論文を書くために、ジェンダーや男性育児などの書籍や論文などに目を通し、子どものいない私はいかに、無知だったのか、いろいろ反省することがありました。

前田晃平さんという、現在は子ども家庭庁専門官の方が書かれた「パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ!」は、大変示唆に富むものでした。

私の過去記事です。

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「パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ!」(前田晃平著)は、私を変えた!|イマジンネクスト社長笹川祐子のブログ |株式会社イマジンネクスト (imaginenext.co.jp)

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「パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ!」前田晃平|イマジンネクスト社長笹川祐子のブログ |株式会社イマジンネクスト (imaginenext.co.jp)

この著書の中で、「日本には子どもたちを性犯罪から守る仕組みがない」ということが驚愕でした。

数年前、あるベビーシッターのマッチングサービス大手の登録シッターが、派遣先の子どもに対する強制わいせつ罪で逮捕されたのです。

小児わいせつの特徴として、高い再犯率と常習性があるそうです。

驚くべきことに日本では、保育士や教師がは、小児わいせつが露見すれば懲戒解雇で免許取り消しですが、なんと保育師は2年、教員は3年で免許の再取得ができるとのこと!!

そんな馬鹿な!と私は叫びました。

諸外国、先進国では、性犯罪履歴のある人は子どもと関わる現場で働けない仕組みが整備されています。

特にイギリスでは、DBS(前歴開示及び前歴者就業制限機構)という公的機関が、犯罪経歴証明書を発行し、これを提出しないとこどもと関わる仕事に就けないのです。

そして、日本版DBSの制度に向けていろいろ議論がされてきましたが、今回のは見送りになりました。

日本では、先般、ジャニーズの性加害問題が公になりましたが、こどもは声を上げることができなかったり、見過ごされます。

ジャニーズの事件は海外から大きな非難を受けていますが、日本では、こういう人権に、こどもの人権にも疎いということが、大学院の論文を書くための下調べでわかりました。

子どもが性被害にあってもこどもの証言だけでは証拠能力に欠け立証できないそうですが、子どもを守る両親の悲痛な叫びが、今まで見過ごされてきたことも残念でなりません。

この辺ももしかしたら、女性議員が少ないからと考えてしまいます。

そして、こどもを持たない人たちにはもっと遠い問題かもしれませんが、こどもは社会の宝!大人がしっかりしなくてはいけないと思います。

ぜひ、下記のニュースやコラムで、こういう問題を知ってほしいです。

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日本版DBS(子どもたちを性被害から守る仕組み)は「全ての仕事」を対象に!(末冨芳) – エキスパート – Yahoo!ニュース

子どもたちが勇気を振り絞って、性暴力の被害を証言しても、加害者が起訴すらされない件について|前田晃平 (nikkei.com)

 

 

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