2023.02.07 ジェンダー、社会課題
LGBTQ法案検討へ
こんにちは。
ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。
先日、またしても、心ない、時代とずれている失言がありました。
岸田総理の秘書官が、同性婚や性的少数者についての見解を問われ、
「見るのも嫌だ。隣に住んでいたら嫌だ。
人権や価値観は尊重するが、認めたら、国を捨てる人が出てくる」などと差別的な発言をしたのです。
世界中に、日本は遅れているということをさらに印象付けてしまいました。
イギリスのBBCは「日本は性別役割分業や伝統的な家族の価値観に縛られ、G7で唯一同性婚を認めていない」、APP通信は「日本ではLGBTQらへの偏見が根強い」と批判しました。
だからこの秘書官の認識の「認めたら、国を捨てる人が出てくる」というよりは、「認められないなら、国を捨て、認められるところへ行こう」という人が出てくる可能性があるのです。
実際に、スウェーデンで暮らすふたりぱぱの一人は日本人男性で、企業も社会も認めて受け入れる環境が整っているのです。
ぜひ、下記記事もご参考までに。
スウェーデン在住のふたりぱぱ。恋愛や結婚、家族のかたちを語る | Fika (cinra.net)
この秘書官は、更迭されましたが、仕事は大変できる方のようで、将来の次官候補とも目されていたようです。
私は大学院の論文のテーマに、日本の停滞はどこからきているのだろうか?
日本と他国の違いは何だろうか?
その一つがジェンダー(男女)格差にあることを知り、いろいろ調べました。
自分自身は、女性差別をあまり感じることなくやってきたのですが、改めて、日本社会に根強い、男性は・女性はこうあるべき論があると気づきました。
これを性別役割分業意識(男性は仕事、女性は家事・育児に仕事)といいますが、日本人の特に年配の世代には、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)があり、私自身の中にもあることも気づかされました。
男女格差もそうですから、マイノリティー(少数派)への理解はさらに遠くなります。
仕事はできるけれど、ジェンダー平等の意識がないリーダーでは、グローバル社会で戦っていけないし、同じスタートラインに立つことすらできない状況にあるのです。
世界は、人権と経済合理性の両面からダイバーシティ経営に取り組んでいます。
日本の指導層が、多様性を理解していくよう、私は後半人生で、発信していきたいと考えています。
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