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2022.09.24 ライフリノベーター
「やばい」と言う時、どっちの意味?

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こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

この数年、これはどっちの意味だろう?と解釈に困るのは、「やばい」という表現です。

私のような還暦の世代は、「やばい」というのは、危ない、怪しい、まずい、良くない、という意味でずっと育ってきました。

いつ頃からか、若い世代が、「凄い!」「感動した!」「面白い」などで使うようになったので、私的には、言ってる人の世代で、意味を判断していました。

例えば、人物に対しての評価。

年配の方や同世代、少し世代の若い人方が、

「あの人、やばいね」と言えば、「おかしいところがある、危険人物であり、あまり深く関わらない方がいい、きっと後で、告発されたり、本性が出る。裏表がある」というようなことを察知するのです。

対応としても、「ありがとうございます。気をつけます」と言えます。

でも、若い世代が「あの人、やばい!」と言えば、「凄い人、注目されている、されるべき人、尊敬できる人、魅力的」という感じで受け止めます。

「そうかぁ、そんなに凄い人なんですね」と言い返すわけです。

で、微妙なのが、40代ぐらいの人が使う場合。

「あの人、やばいですね!」というその人を知らない場合、いったい、危ないのか、最高なのか、判断に苦しみます。

もちろん、対面であれば、すぐ聞けて了解します。

活字の場合、前後の文脈を辿れないときには、うーんと悩むのです。

ちょっとデータは古いですが、平成26年度の「国語に関する世論調査」の結果で

『「やばい」を「とても素晴らしい」という意味で使う10代が9割に達することがわかった』とあります。

ちょっと心配なのは、10代の子が、なんでも「やばい」で言ってしまって便利な言葉であるけれども、語彙力、ボキャブラリーはたくさん持って欲しいなぁと思います。

コミュニケーションの基本ですものね。

実用日本語表現辞典weblioでは、

「やばい」を

危険または不都合な様子。状況・具合が良くないさま

非常に興味を引くさま。大変面白いと感じる様子

とあります。

私は85歳まで元気に社会活動したいと思っていますが、あと25年後には、

今まで使っていた日本語の表現が真逆になることがいくつか出て来るだろうと推測できます。

そういうことにも、ライフ・リノベーターとしてはキャッチアップしていきたいと思います。

もう昔になりますが、外国人に教える便利な言葉として「どうも」と聞きました。

挨拶として(おはよう、こんにちは、こんばんは、さようなら)「どうも」と頭を下げる

お礼として 「どうも」(ありがとう)

お詫びとして 「どうも」(すみません)

葬儀の時にも 「どうも」(この度は・・・)

イマジンネクストでは、伝える力向上研修も提供しています。

【導入事例】伝える力向上研修

では、楽しい三連休をお過ごしくださいませ。

 

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