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2022.09.06 本・読書
『「男女格差後進国」の衝撃』治部れんげ

キーワード:ジェンダーダイバーシティ

こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

海の近くのホテルで、ワーケーションです。

大学院の論文の資料読み込みに、缶詰中です。

集中して疲れたら、海辺を散歩しています。

8月に集中しようと思っていたものの、なかなか進まず。

論文で、ジェンダー・女性活躍をテーマに書こうと、いろいろ資料を読んでいるのですが、治部れんげさんという方の著書、記事が大変参考になり、何冊も読んでいるところです。

書籍紹介:『「男女格差後進国」の衝撃 〜無意識のジェンダー・バイアスを克服する〜』

今日ご紹介するのは、『「男女格差後進国」の衝撃 〜無意識のジェンダー・バイアスを克服する〜」という本です。

2020年発行ですので、最新の情報、データが掲載されています。

「なぜ、日本は経済発展しないのか?」

私もこの5年ほど、コロナの前からですが、ずっと考えてきました。

周囲の経営者ともよく語り合っています。

アベノミクスで株価は上がったけど、その利益は大企業の内部留保となり、儲かって恩恵を受けるのは外国人機関投資家と一部高齢者の富裕層で株式投資をしてる日本人の少数派。

日本人のお給料は平成30年の間、ずっと横ばい。

マイナス金利は、企業経営者としては金利が安くて助かりましたが、貯金するぐらいならドルコスト平均法で月々積立したほうが確実。

私たちの日常生活は、スマホ、ネット通販、SNSなどアマゾン、アップルはじめGAFAにお金を吸い取られているのです。

私は若い頃にバブルの絶頂期を知り、日本が、「ジャパンアズナンバーワン」と高く評価され、国力の高さを、私ごとき若者でも実感したものです。

だからこそ、気がつけばどんどん国力が衰えてきて、どうしたんだろう?

いったい、どうなってしまったんだろうと、悲しく思うのです。

私は中小企業の経営に25年携わりました。

大企業は倒産しかかっても国からの支援があったりしますが、中小企業はすぐ潰れてしまいます。

会社を絶対潰さない、という覚悟でしたから、何があっても社長の責任です。

国が悪い、景気が悪い、と言ってる場合ではないので、国や政治に頼ることはしませんでしたが、政策提言する人を応援したり、もっとできることがあったのではないかと、今振り返って思います。

 

なぜ、日本は経済発展しないのか?

私なりに、「日本社会の指導層に多様性がないのでは?(高齢、同質性)」と推論していました。

この治部さんの本を読んで、

そうか、日本は男女格差が大きいからだ!と気づきました。

私自身が幼少からあまり男女格差を感じることなく、幸運にも会社経営してこれたのです。

だから自身にも、無意識のジェンダー・バイアスがあるので、これからしっかりと見つめ直したいと思います。

著者曰く、本の裏表紙の帯にもありますが、

「政府や経済界が女性活躍を最優先課題として本気で取り組めば、わずか3年間で女性リーダーを増やすことは可能。

多くの人が「日本は男女格差が大きい」と実感せずに暮らしていることが、日本が変わっていかない一番大きな原因」

とあります。

 

ジェンダー・女性活躍は、女性だけの問題ではない

この著書目次は以下です。

日本のジェンダー・ギャップ指数は先進国で最下位

■G20で世界のリーダーが重視する「ジェンダー平等」

「ジェンダー」を知っていますか

ジェンダー・ギャップと地域

無意識のジェンダー・バイアスを克服する

ジェンダーと経営

ジェンダー平等と家庭

ジェンダー平等を作るのはあなた

ジェンダー・女性活躍は、女性だけの問題ではなく、男性のマネジメント層、経営者、政治家にも認識して行って欲しいと思います。

ぜひ、手にとって読んでいただきたいです。

そして、男女平等を実現していく海外では、家事・育児は、男性がやるのもあたりまえな感じです。

日本でも若い世代は共稼ぎが前提の世帯が9割以上を占めるので、当然、男性も家事・育児の分担をするようになっています。

男性が育児を「手伝う」のではなく、「育児もする」という日本社会になっていって欲しいと思います。

 

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