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2019.12.07 日記
追悼!中村哲医師

キーワード:土地の緑化事業水の利権争い用水路の建設

こんにちは。笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo))です。

中村哲さんというこれほど素晴らしい方の存在を初めて知った日本人もいらっしゃるのではないでしょうか。

同じ日本人として(一緒にしてはいけないのかもしれませんが)誇りです。
心から敬意を表したいと思います。

私はたまたまある講演会で、中村さんの活動を知り、大変感銘を受けておりました。

お医者さんが、アフガニスタンの用水路の建設を、土地の緑化事業をされているなんて!
それも危険な紛争地帯で。

中村医師は、国内の病院勤務を経て、1980年代半ば、アフガニスタンに近いパキスタン北部の町、ペシャワールで医療奉仕活動を始めたそうです。

感染症によって慢性化する下痢で、子どもが亡くなっていく。
中村医師は、「医療よりもまず水だ」と、自ら陣頭指揮をして井戸を掘り始めたそうです。

その結果、感染症は激減したのですが、大干ばつに襲われると地下水が枯渇。
用水路の建設に着手、完成後は約10万人の農民が暮らしていける基盤が作られたのです。
用水路の整備、農地の再生に尽力されました。

紛争地帯で、2008年には同グループの日本人が殺害され、ご本人も身の危険を十分に感じて覚悟していたはず。
命を懸けての平和活動とアフガンへの大きな貢献に、今回の銃撃事件では、現地の方々も大きな悲しみに包まれています。

外国人を標的にする武装勢力に攻撃された可能性があるそうですが、最大の武装勢力タリバーンは犯行を否定する声明を出しています。

一説には、水の利権争いではないか。
水が通った土地の値段が高騰して、勢力争いが原因ではないか、との話もあるようです。

もしこの噂が本当なら、アフガンの人々の命を助ける用水路のために、命が奪われたという、なんと不条理なこと。

そういう情報を知りながらも、命の危険を顧みず、現地で活動を続けていた中村医師
心からご冥福をお祈り申し上げます。

そして、中村哲医師の遺志が継がれ、世界の平和をお祈りいたします。

 

 

 

<笹川祐子の感謝ブログ> 創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。

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