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2013.04.01 起業・経営・会社
入社日にしか話せないこと

キーワード:入社式日々の良い習慣本・読書松下幸之助

今日は入社式。
 
新卒、中途、新しいメンバーが増えます。
 
毎年、新卒研修は4月1日の入社式とともに始め、1週間から10日間ほど、毎午前中、社長の私が担当しています。
 
今朝は、新卒と中途一緒に、企業理念やポリシーの説明。
 
そして、入社日の今日しかできない話があるのです。
 
それは、松下幸之助さんの「少なくとも部長には間違いなくなれる秘訣 」
実は、私もこれで、事業部長になれたと思っているのです。
 
毎年、社長の研修は、心豊かに成功していこう、というテーマで。
 
会社の企業理念、社員10カ条を具体的に各自に考えたり発表してもらいながらお金をもらうことの大切さや両親や、目に見えないところへの感謝やいろいろな話をしています。
 
そして、松下幸之助さんの「社員心得帖」という本の この部分をいつも新入社員に読んでもらいます。
 
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「会社に入って、将来必ず重役になれるというとすこし言いすぎかもしれませんが、少なくとも部長には間違いなくなれるという秘訣があります。
 
それは入社第一日目に、会社から家に帰ってきた時に、家族の人にどのように報告するか、です」
 
「あんまり感心しない会社だ」などと言えば ご両親は非常に心配します。

「まだよくわからない」と言っても、やはり、心配が 残るでしょう。


「詳しいことはわからないけど、今日、社長や幹部の 人から話を聞いてみると、自分はなんとなくいい会社のように思う。
ここで大いに仕事をしてみたい」と 力強い言葉で報告したら、喜び、安心されます。

そういう報告ができるかどうか、それが成功への まず第一の関門です。

会社をほめるという態度、心構えで終始している人は 必ずどこの会社にあっても注目されます。
会社はそのような人を切実に求めているからです。

とすれば、その人を部長、重役にせずにして、誰を するのでしょうか。

ひとつだまされたと思って、早速に実行してみてください。
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私は、会社をほめる、というよりも、親御さんを安心させる、 今日から社会人になりました。

育ててくれてありがとう ございました、感謝の気持ちを言える、そのような配慮の できる人間なら、間違いなく出世するだろう、と思います。
 
私自身、30歳の直前に、転職のため、札幌から上京して きました。
大学から実家を出ていましたし、何度も転職を経験していましたが、東京へ行くというのは、両親は、少しは心配したと思うのです。
 
新しい会社に入社してすぐ、北海道の母に電話しました。
 
「お母さん!とてもいい会社だよ。
 
社長も部長も温かく歓迎してくれてね。
 
社員さんもたくさんいて、活気があるんだ。
 
ここで、部長、役員になれるよう、頑張っていくよ」
 
こんな話をしたと思います。
 
松下幸之助さんのこの成功の秘訣をあとで知り、親への感謝や配慮が足りなかったと反省しましたがでも自分のその時の想いが、
のちに今の人材の新規事業を始めて、別会社で取締役事業部長となり、その後、独立できたと
松下幸之助さんの言うことはあたっていると実感し、毎年、新入社員に伝えているのです。
  
見開き1-2ページの読みやすいものです。
 
全部を引用できませんが、松下さんは多くの会社の方々と会って、不平をもらす人は多いけど
ここで頑張る、という人は少ない、こんな簡単なことをやらない人が多い、と書かれています。
 
松下幸之助さんが、このようにお話されていたのは、 もう30年以上も前のことですが、「今日が激動の時代」 とまえがきにあります。
 
100年に一度の不況の今こそ、このような初心の心構え が大切ではないでしょうか。
 
 
☆今日の一冊
「社員心得帖」 著者:松下幸之助
 
商売心得帖、経営心得帖などのシリーズが
あります。

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