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2015.02.04 今必要なビジネススキル・マインド
5年で5社勤めて、再起した女社長

キーワード:会社経営

北海道はものすごい大雪で、羅臼は、町全体が閉じ込められたしまったとのこと。
まさに、東京から所用で北海道の道央地方へ行っている社員がいるのです。
冬の北海道は初めてらしく、「社長~、靴はパンプスでも大丈夫でしょうか~」などと、怖さを知らないもよう。
きっと今頃、真っ白な世界で初体験をしていることでしょう。

さて、昨年お会いした女性社長で、記憶に残る人がいました。
その方はお父さんが会社経営されていたんですが、後継ぎではなく、自分の力で起業したいと、夢を実現し、会社経営されていたそうです。
ところが10数年後に、経営が危うくなり、倒産、自己破産となってしまいました。
お取引先にも多大な迷惑をかけることとなり、本人は、本当に自分が悪かったと反省したそうです。

そして、一から勉強しなおして、7年後に再起を図ろうと決意したそうです。
そのために彼女は5年間、毎年1社ずつ仕事を変えては経験を積んでいったそうです。
工場からサービス業からベンチャーまで。
ちょっと彼女に質問してみました。

「勉強の目的で入社され、一年で辞められるのは経営者として困るなぁと思うんですけど、その辺は、なんて言って辞めたんですか?」
「はい、それは本当に申し訳ないのですが、家庭の事情とかですね。
でも、私、普通の人以上に一生懸命働かせてもらいました!」
なるほど!そうですね。

一般的に、起業志望の人のほうが、確かに数年で辞めてしまうけれど、目的がはっきりしているし、早く吸収しようと、仕事も一生懸命ですよね。
まして彼女は元社長ですし、普通の人の何倍も働いたことでしょうね。
とにかく5社回って、最初の予定通り、7年後に再起したのですから、初志貫徹。
ものすごい意志の強さだと感動しました。

日本は、失敗した人には冷たい厳しいお国柄だと思います。
アメリカのシリコンバレーは、失敗した人にこそ投資するのと正反対です。
そんな中で女一人、5年で5社回りながら、再起を遂げた彼女に頭が下がりました。
ちょっと次元は違いますが、まるでミステリーか復讐小説を読むような感じで話に聞き入ったのです。

いまは比較的、簡単に起業できますが、経営を継続していくのが大変です。
苦労したことは経営者の身になっていくことだし、致命的なことはまずいですが、私も失敗体験をもっと積んでいこうと(失敗の多い日々ですが)思います。

豆

☆今日の1冊
「営業の悪魔」
著者:長谷川千波

またまた面白そうなビジネス小説です!

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<笹川祐子の感謝ブログ> 創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。

 

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