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2023.03.27 本・読書
「もしアドラーが上司だったら」著:小倉広

キーワード:アドラー心理学

こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

 

失敗したなぁ!

2013年にベストセラーになった「嫌われる勇気ーー自己啓発の源流「アドラーの教え」

私は書店で長く平積みになったいるのを横目で見ながら、手に取ることもなく、いつも通り過ぎてきたのです。

そして、コロナ禍。

親しい社長から教わったオーディオブックを聴くようになり、「嫌われる勇気」を聞いてみたのです。

 

目から鱗の素晴らしいものでした。

早く知っていたら、経営にも人間関係にも、活かせることがたくさんありました。

コミュニケーションもそうです。

それからアドラー心理学を学びたいとセミナーに行ったりしましたが、大変難しいものであること、実践習得にはかなりの年月が必要であることに気づきました。

特に、課題の分離と共同体感覚です。

根底に深い哲学があります。

アドラーの心理学をベースにしたものを読むようになり、オーディブルで見つけたのが、小倉広著「もしアドラーが上司だったら」です。

 

この本の内容は、アマゾンの「BOOK」データベースより

ーーー 広告代理店で営業マンとして働く「ボク」は、仕事がうまく行かず、毎日モヤモヤしている。
そんなボクの前に、アメリカの大学院でアドラー心理学を修めたドラさんが、上司の課長としてやってきた―。
「働く理由」「仕事の楽しさ」を見つける、アドラー心理学の実践ストーリー! ーーー

 

ドラさんという上司が、営業マンの「ボク」に宿題を出してくれます。

・できていることに注目する

・やりたくないなら、やらない。(やらされるのではなく、やるならしっかりやる)

・ネガティブな自分も多面的にみる

・毎日誰かを喜ばせる

・自分と異なる意見も尊重する

・目先の利益より大きな共同体の利益を意識する

・相手を信じ、自分を信じ、頼る、任せる、甘える

・自分を勇気づける、相手を勇気づける

 

出された宿題をやってみて、傷ついたり、考え直したり、心から共感できたり、主人公は、営業成績も上がり、成長して行くのです。

主人公の若い営業マンと共に、私も学んでいくことができました。

 

特に、「存在価値」と「機能価値」

人はあるがままのかけがえのない存在です。

それが「存在価値」です。

人間に優劣はありませんが、この資本主義の世の中では、収入や社会的地位や容姿など、とかく他人と比べて、自信を持てなかったり、自己肯定感が低くなります。

稼ぐ力や、地位などは「機能価値」なのです。

「機能価値」が高いからと言って、人間が素晴らしいとは限りません。

これらをしっかり言語化して説明できるヒントをもらいました。

 

また、とにかく自分と異なる意見にも、まずは反対せず、共感する。

そして、自分の意見を言い、提案する。

私の周囲は元トップセールスが多いので、みなさん一様にこのような話の聞き方、提案の仕方をされます。

改めてその方々と一緒だと、居心地が良いのが腹落ちしました。

対話型のストーリーですから、コミュニケーションの基本についても、学ことができます。

著者の小倉広さんは、アドラー派の心理学カウンセラー、組織人事コンサルタントとして、累計100万部の作家です。

ぜひ、ご一読またはオーディブルでお聞きくださいませ。

 

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