2012.12.06 今必要なビジネススキル・マインド
弱音を吐かない
私は自分にいくつか決め事をしています。
たとえば、こういうことは絶対しない、とか、これだったら絶対やるとか。
何かを「決めてる」というのは、とてもシンプルで楽です。
理屈なしに、考えたり迷うことなく、そうするのです。
で、その中のひとつが、「弱音を吐かない」
そういうと、なんだかすごい強い人のような、見栄っ張りなようにみられるかもしれませんけど、そうじゃなくって、合理的なんです。
弱音を吐いたところで問題が解決するわけじゃない。
ぐじぐじ言ってる暇あったら、前向きに考え、動いたほうがいい。
たとえば、お金がない、と言ったところで、誰かがくれるわけでもなし。
眠れないほど頭がぐるぐるするのも時間がもったいない。
大酒飲んで、さっさと寝て翌朝すっきり考えたほうがいいですよね。
と、日頃からこのように徹していると、
それが周囲にもよく伝わっていきます。
10年以上長くお世話になる方々によく言われるのは
「経営で厳しいときもあるだろうに、笹川さんのつらそうな顔を一度も見たことがない。いつも元気で絶好調だ」みたいなことです。
そう思ってもらえるのは、へへへ、作戦成功!と思うこともあれば
「いやー、心で泣いてることも多いんです!」とお話したり。
それから、普段から、社長が、「困った、困った、いやー、弱ったよー」と口癖のように言ってると、社員も慣れてしまって、危機感が出ないかもしれません。
私は、時々、わざと、社内で弱気なことを言ってるみるんです。
そうすると、「社長が気弱なこと言ってどうするんですか」と励ましてもらえます。
先日、お世話になる大社長のところへ年末のあいさつに伺いました。
私にとっては、お父さんのように思っている大社長です。
ちょっと相談したいこともあったのですが、開口一番、
「笹川さん、実はね、こんなことがあって、まいったよ。創業30年以上で、初めてのこと」
お話を聞くと、私だって、「えーっ!社長、それは、大丈夫なんでしょうか!?」と焦ってしまいました。
規模が大きくなればなるほど、社長の抱える問題も大きいのだと改めて実感しました。
それに比べて私の悩みはなんて、小さいものなんだろう、と勇気が出たものです。
そして、その大社長がいつも、自分の失敗談を私に語ってくれる、お心遣いにも深く感謝するのです。
あー、こうやって、私を励ましてくれているんだなぁと、ありがたいです。
弱音は吐かないけど、自分の失敗談は客観的に赤裸々に語る。
この修行に磨きをかけ、続けていきます。
先日の優秀社員表彰食事会で。
男子、大いに食べてもらいました。
<笹川祐子の感謝ブログ> 創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。
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