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2024.03.23 健康・美容
廃用症候群からのリハビリ

キーワード:寝たきり廃用症候群

こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

親の介護で、札幌の施設と東京を頻繁に往復する日々です。

大好きな神社参拝にもなかなか行けなかったのですが、先日、久しぶりに熊野古道を歩いてきました。

さて、廃用症候群という言葉をご存じでしょうか。

病気や怪我によって長期間寝たきりの状態になり、体のあらゆる機能が衰えてしまう状況です。

人間の筋力は、寝たきりになってしまうと、1週間で10-15%、3-5週間で50%まで低下するそうです。

1週間の寝たきりで1か月のリハビリが必要と言われています。

ですから、大きな怪我や病気などで術後の回復にも、日ごろから運動して筋肉をつけておくことが大切なんですね。

特に高齢者では筋肉の低下は著しく1か月で10-20%も減少するとのこと。

それが数か月続いてしまうと、食事や排泄(おむつに)、日常生活において24時間、介助が必要となります。

私の親は、去年の9月まで、元気に一人暮らしが出来ていたのですが、盲腸で入院し、それから他の病気を併発して、4か月の入院ですっかり寝たきりになってしまったのです。

高齢者は転倒に気をつけること。

入院して長引くと寝たきりになり、寿命も縮まる。

私はその程度の知識や認識しかなかったことを悔やんでも悔やみきれません。

入院先でどんどん弱っていく親を見て、こういう状態って???

って調べてみたら、「廃用症候群」らしいと。

この「廃用」って言葉、怖いですね。

入院して1か月後に、リハビリ病院への転院が決まっていたのですが、他に悪い所が出てきて、治療が長引いてしまいました。

私自身がこの廃用についての知識があれば、もっと病院や医師にお願いできたことや、自分で取り組めたことがありました。

面会は週に一回しかできないにも関わらず、毎日病院へ届け物をしていたのですが、もっとできたこともありました。

寝たきりになると、食事は流動食になったり、すると嚥下機能が低下しますし、言葉が出にくく、認知症が進行したり、すべてが衰えるのです。

元々、東京から北海道の実家に月に1-2回帰省し、それ以外は東京から毎日LINEビデオで話していたので、入院中も電話で話せば良かったのにと悔いています。

病院の看護師さん、介護の方々にも大変お世話になりましたが、医師から廃用予防についての話をして欲しかったのにと非常に残念です。

これから介護をされる方々も多いでしょうし、自身の老後を考えながら、加齢や病気によって、体がどうなっていくのか、早いうちから知っておいた方が絶対いいと思います。

親や自分の老後や死に向き合う人が少ないようですが、それは人間が本能的に、死を恐れているからだという文献を読みました。

廃用症候群から復活することは、難しいとも言われているのです。

だからこそ、廃用症候群の予防や知識が大切ですし、自分の大切な人を守ることになります。

今は、病院を退院し、ホスピタリティの高い良い施設に入所できました。

結果的にもう半年近く、寝たきりの状態で、今ほんの少しですが、リハビリに取り組んでいるところです。

このまま寝たきりの状態にはさせたくないので、少しでも良い方向に回復できるよう寄り添っていきたいと思います。

 

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