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2018.02.05 ジェンダー、社会課題
孤独担当大臣

キーワード:孤独高齢化社会

新年明けましておめでとうございます!?

2月3日の節分、そしていよいよ2月4日から、気学の暦での新年を迎えます。
2018年1月があっという間に過ぎてしまいましたが、新たな気持ちで取り組んでいきます。

さて、1月で、記憶に残ったこと。
イギリスのメイ首相が、「孤独担当大臣」のポストを新設されたこと。

イギリス社会で「孤独」に困っている人のための総合的な政策を率いるそうです。

メイ首相は「多くの人々にとって、孤独は現代の生活の悲しい現実です。
私はその現実に立ち向かい、我々の社会や高齢者や介護者、愛する人を失った人々ーそして自分の考えや体験を話したり分かち合う相手のいない人の孤独に対して、行動を起こしていきたい」と語られました。

イギリスでの孤独に関する調査は

・イギリスでは、900万人以上の人々が常に、もしくはしばしば「孤独」を感じており、その3分の2が「生きづらさ」を訴えている。

・月に1度も友人や家族と会話をしないという高齢者(65万人)の人口は20万人にのぼった。
週に1度では36万人になる。

・身体障害者の4人に1人は日常的に「孤独」を感じており、18-34歳の中では3分の1以上になった。

・子どもを持つ親たちの4分の1が常に、もしくは、しばしば「孤独」を感じている。

・400万人以上の子どもたちが「孤独」を訴え、チャイルドライン(相談窓口)の支援を受けた。

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これらは、世界の高齢化社会全般に共通するものでしょう。
 
日本でも「定年後の男性は世界一孤独」という話があります。
特に日本の場合は、「男は黙って耐える」「男の孤高の美学」など、孤独な男が「かっこいい」イメージがあるようです。

でも、現実には、「65歳以上の男性の生き生きしている人は2割以下」という「やりたいことがない」「いくところがない」男性が多く、そのうち、ひきこもりになったりします。

先日、小室哲也さんが週刊誌の報道をきっかけに、引退宣言されました。
介護の厳しい現実、会話がないことの辛さは、介護を経験された多くの人に理解されました。

老齢になり、配偶者が亡くなる、友達が亡くなる、介護をする環境の中で、話し相手やコミュニティは大切なものだと思います。

週末、病気療養で実家に戻っている先輩と電話で話しました。
ご本人は離婚していて、お母さんと二人暮らし。
携帯電話がつながらないので、実家の家の電話にかけてみると、
携帯で話す人もいないので、料金を払っていないし、正月以来、人と話してない、とのこと。

彼の場合は、自分の内面と向き合っているので、孤独は感じない人だと思います。
一人だからと言ってみんながみんな孤独ではないでしょうし、大勢に囲まれていても、孤独な人は孤独でしょうが、社会全体の大きな問題でもあると思います。

人生100年時代。
定年後を見据えて、40-50代から準備をしていきましょう、肩書き捨てて腕前を、みんなで楽しくわいわいと。

匠アカデミーはそのような思いで取り組んでいます。
最近のワークショップではクロス職人コースが人気です。

不動産大家さん向けの原状回復コースや、元CAから富裕層向け空間プロデューサーの「空間を価値に変える!内装コーディネートで実現させる物件のバリューアップ術」公開講座など
予定しておりますので、興味ありそうな方にはぜひお知らせくださいませ。

http://www.takumi-ac.jp/
インフルエンザが流行っていますので、くれぐれもご自愛くださいませ。

 

 

<笹川祐子の感謝ブログ> 創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。

 

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