「副業　複業」のススメ　大量失業時代に備えて｜イマジンネクスト社長笹川祐子のブログ |株式会社イマジンネクスト

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イマジンネクスト社長笹川祐子のブログ

2017.11.14 自己啓発・講演・セミナー
「副業　複業」のススメ　大量失業時代に備えて
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先日、立て続けに、「転職先の企業で、副業は認められますか？」と二人の求職者から聞かれました。

私は仕事柄、転職希望者の相談や面談をしていて、本当に時代の流れというか社会が垣間見えます。

なんと二人とも、現職の企業では、「副業禁止」とのこと。

世の中、副業がオープンになってきているなぁと思うものの、「厳禁」というところもあります。

企業の考え方がありますが、「副業ができない」ということで、優秀な人材が離職するのはもったいないことです。現在でも介護離職が多いのに、今後はもっと増えます。人事部、経営者の方は、一考の余地はないでしょうか。

また私ども本業の人材派遣では、企業にお勤めしながら、土日は販売員の仕事をしてくださる方が多数おりました。これも副業ですね。お小遣いになり、いろいろな新製品を知れるし、人と話して楽しいし、と喜んでもらってました。

ところがマイナンバーの導入で、会社にわかるとまずいから、残念だけど・・・と辞める人が増えたのです。これは働き方改革に逆行しているような。

さて、上場企業のサイボウズ社が「当社で複業しませんか？」と求人募集を始め、反響を呼びました。

働き方改革の一環として、国や企業がさまざまな施策に取り組んでいます。

以前は、副業禁止と就業規則にうたう企業が多かったのに、昨今は企業側も副業を認めだしました。
将来に備えて準備してくれよ、という意味合いもあるのだと思います。

「副業」と「複業」どう違うのか？サイボウズの青野社長がインタビューで下記のように答えています。

●副業ではなく「複業」採用──「そもそも誰もが複業している」ことが前提
●「人は会社1社にフルコミットしなければいけない」ではなく、誰もが「複、複、複」で生きている
●長時間労働との兼ね合いは？　「本業の時間を短くして複業をするのも1つ」

このインタビュー、辛辣なコメントに対しても真摯な姿勢で答えられ、まさに働き方・意識改革に一石を投じるものだと思います。
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m001227.html

私どもの匠アカデミーでは、「肩書きを捨て、腕前一本で！」手に職をつけ、自宅のリフォームができるようになれば、友人や親せきや地域の空き家のリノベーションにも携わることができる。

自分も元気に、仲間と、喜ばれる活動ができる。

さらにそれが収入に、副業にもなるということで、一石三鳥、良いことづくめではないかと自負しています。

そして、青野社長の「複業」という考え方は、これからの働き方や時流に合っているかなと思います。

電気工事士の資格を取得し、匠アカデミーの受講生がインターンにいき、ニーズが大きいこと、副収入になることを実体験しています。

クロス貼りや内装の仕事は、「空いた時間の小遣い稼ぎ」というよりは、自分の腕がさらに磨かれ、周囲に喜ばれる、将来に向けての複数の顔の一つを作る。そんな捉え方ができます。

定年後の男性の喪失感の一つが、肩書き。名刺。ならば、自分でいろいろな肩書きを顔を作っていきませんか。

ホリエモンが「多動力」という本の中でこう書いています。

「一つのことをコツコツとやる時代は終わった。これからは、全てのモノがインターネットに繋がり、全産業の〝タテの壁〟が溶ける。このかつてない時代の必須スキルが、あらゆる業界の壁を軽やかに飛び越える「多動力」だ」

一つの肩書きに縛られず、複数のことをつなげていこう。まさに複業のすすめですね。

特に定年後の人生第二幕では、いろいろな顔を持って、有意義に、社会に恩返しをしながら生きていく。

私自身がまさにその年齢なので、理想に向かっていきたいと切に願っています。

私もいろいろな顔があります。道産子社長会を運営していて、その会長です。本業の人材サービス、新規事業の匠では、定年後の人生を見据えてのサポート。他の会社の社外取締役。ソラプチキッズキャンプという社会貢献活動の理事。学生さんの就活相談から、シニアの相談、若手の企業相談など、お声がかかる内が花かもしれませんね。副業というより複業です。

これから中高年の大量失業時代がくるといわれています。人材業に身を置くものとして、匠アカデミーとともに、副業、複業をすすめていきたいと思います。

2018年1月19日（木）公開講座　「大量失業時代に向けて　副業　複業のすすめ」を開催します。
http://www.takumi-ac.jp/topics/?p=1889