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2025.07.15 音楽・映画・ドラマ
映画『国宝』に包まれた午後

キーワード:国宝母の介護

こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子です。

札幌も暑さが続いていますが、東京は雨模様。

これから帰京するところです。

昨日は北海道大学で「スタートアップ北海道・プログラム」の審査員として登壇しました。

この経験については、また改めてレポートしたいと思います。


さて、先日、札幌にいる母と妹と三人で、映画『国宝』を観てきました。

上映時間は3時間。

車椅子での外出、温泉旅行がやっと叶うようになった母にとって、長丁場の映画は大丈夫かな……と、少し不安もありました。

念のため、「もしトイレが間に合わなかったら、リハビリパンツの中のパッドで大丈夫だからね」と声をかけて、万全の体制で臨みました。

幸運なことに、この日はプレミアムシアターでの上映。

高画質・高音質の環境に包まれ、冒頭からその世界に自然と吸い込まれるような時間となりました。

母も私も妹も、気づけばスクリーンに釘づけで、3時間があっという間に感じられるほどでした。


『国宝』──宿命と芸、生きるということ

主演の吉沢亮さんが演じたのは、やくざの息子として生まれ、伝統芸の世界に飛び込んでいく一人の青年。

その瞳に宿る怒りと哀しみ、そして凛とした佇まいには、ただただ圧倒されました。

一方、横浜流星さんが演じたのは、名門に生まれた若き継承者。

誠実で抑制の効いた演技には、伝統と血筋を背負う者の静かな覚悟がにじみ出ていて、深く印象に残りました。

共演陣も豪華そのもの。

渡辺謙さんの威厳ある存在感、
寺島しのぶさんの張り詰めた緊張感ある演技、
そして田中泯さんは、言葉を超えて「空気を揺らすような存在感」で物語の深層に静かに波を立てていました。

この作品が問いかけているのは、血筋か、才能か

そして、「守るべきものとは何か」「伝えるとはどういうことか」。

日本人にとって馴染みのあるテーマでありながら、“美”と“情”を静かに描き出すその佇まいは、きっと世界にも伝わると感じました。


映画の余韻は、家に帰ってからも

映画の前には、YouTubeで出演者のインタビューや特番映像を一緒に観て予習するのが、母とのルーティン。

帰りにはパンフレットを購入し、帰宅後も何度もページをめくりながら、母と余韻を楽しみました。

母はパンフレットをじっくりと繰り返し眺めながら、
「あの人があの役だったのね」「この場面、印象的だったね」と、うれしそうに語ってくれます。


2025年、最高の映画体験

この作品は、日本人の根底にある「血筋」や「芸の継承」を描きながらも、普遍的な人間の生き様と痛み、そして“和の美”をたたえた、静かに強い映画でした。

私にとって、そして母との記憶としても、2025年、最高の映画体験となりました。

こんなふうに母と映画を観に行けたこと。

母の心と体がここまで回復してくれたこと。

妹と三人で、穏やかな午後を共有できたこと。

そのすべてに、感謝いっぱいです。

話題の映画で、周囲の評判も凄いです。

ぜひ、劇場までお出かけくださいませ。

 

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