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2025.07.28 本・読書
染井為人「歌舞伎町ララバイ」と札幌の空の下で

キーワード:染井為人歌舞伎町ララバイ正体母の介護

こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子です。

先週は、ありがたい誕生日ウィークを過ごし、今日は北海道にやってきました。

空港から札幌へ向かう快速エアポートが途中から徐行運転になり、少し遅れ気味に。

後で知ったのですが、午後1時半頃、浦河で震度4の地震があったそうです。

私はちょうど、オーディブルで小説を聴いていたところで、まったく気がつきませんでした。

札幌の母がいる介護施設に着いてから、母が「ここも揺れたのよ」と、身振りを交えて話してくれました。

元気に話してくれることが、何よりありがたいです。

さて、移動中に聴いていたのは、染井為人さんの『歌舞伎町ララバイ』。

実は一度聴き終えた後、もう一度最初から聴きなおしていたのです。

物語は、15歳の少女が家出をして歌舞伎町に流れ着き、親友の死をきっかけに、その背後にいる政治家や任侠関係者たちへの“静かな復讐”を始める…という筋立て。

少女の行動力と度胸と知恵、そして何よりも「絶望の中に灯るかすかな希望」に心が惹かれました。

ただの復讐譚ではなく、人と人のつながりの中にこそ“救い”があることを伝えてくれる作品です。

染井さんの作品には、人間の裏と表、光と影、その両方を見つめるまなざしがあります。

以前このブログでもご紹介した『正体』や『芸能界』にも通じるテーマです。

『正体』は冤罪をめぐるサスペンスでありながら、「信じることの力」を描いた作品。

『芸能界』は7つの短編を通じて、華やかな世界の背後にある人間模様を浮かび上がらせてくれます。

いずれも、読み終えたあとに深い余韻が残る本でした。

どんなに社会の構造が複雑であっても、人の心の奥にある優しさや正義感は、

必ずどこかに希望の光を灯してくれる——そんなふうに感じさせてくれる作品たちです。

今日は札幌の空の下で、母と過ごす静かな時間の中で、そんな物語の続きを心の中でかみしめています。

過去ブログはこちらです。

「正体」と「芸能界」 – 染井為人の作品から見える光と影|イマジンネクスト社長笹川祐子のブログ |株式会社イマジンネクスト

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