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2024.09.23 音楽・映画・ドラマ
勇気をくれる伝説の人間記録「天のしずく辰巳芳子いのちのスープ」

キーワード:いのちのスープ辰巳芳子

こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

昨日、北海道から帰京しました。

羽田空港について、自宅に帰り、着替えて銀座に出掛けました。

銀座では、いろいろな会合や用事が重なり、3軒回って、今日は疲れてゆっくりしていました。

総裁選について、候補者たちの討論を聞いたり、いろいろな方のYouTubeを見ながらごろごろし、

いろいろな人の考え方があるのだなぁと改めて思いました。

いまやネットの力が大きいですから、テレビの報道が偏向しているなぁとも感じます。

さて、ごろごろばかりしていてもと、気になっていた映画が今日で最終日なので、でかけてきました。

恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館ホールでは、素晴らしい展示や映画が上映されています、

勇気をくれる伝説の人間記録、というドキュメンタリー映画。

料理家・作家の辰巳芳子さんのドキュメンタリー映画。

今から12年前の映画の再上映で、映画終了後、当時のご担当者と映画監督のトークショーがありました。

映画を観ながら気になっていたのが、こちらの辰巳さんは、今ご健在なのだろうか?

でも、100歳近いだろうから、もしかしたら???

嬉しいことに、今、99歳でお健やかに過ごされていらっしゃるそうで、まもなく100歳を迎えられとのこと!

辰巳さんは、「スープの湯気の向こうに見える実存的使命」を描いて欲しいと監督に依頼されました。

「人は愛ゆえに作ったり食べさせてもらったりする日々

過ぎてしまえばなんと短いことでしょう」という言葉も残されています。

母の介護をしながら、料理が下手な私でも、果物ジュースやポテトサラダを作ったり。

料理が上手な妹は、栗ご飯やお汁粉など、季節に合わせて施設に持ってきてくれます。

たしかに、こんな幸せな日々は、あっという間かもしれません。

辰巳さんの綺麗な日本語、しぐさ、手の動かし方、たたずまいが本当に素晴らしく魅入ってしまいました。

「後片付けのできる子に育てなさい」という言葉にもグサッときました。

あたりまえのことがきちっとできる。

家庭や学校や会社でも、できているだろうか。

もう10年ほど前になるでしょうか、私は辰巳さんの玄米スープのレシピにそって、玄米スープを時折つくっていました。

実はものすごく手間暇がかかるのですが、本当に美味しくて、その美味しさにびっくりしたものです。

たまたま体調を崩していた社員がいて、玄米スープを飲んでもらったりしていました。

残念ながら忙しさにかまけて、そんなことすらすっかり忘れていたことを、映画をみて思い出したのです。

映画の中で、辰巳さんが玄米スープを作りながら、手間暇かけることの大切さ丁寧さを説いていらっしゃいました。

誰かのために、自分のためにでも、祈りを込めて、作る。

この映画の中の印象的なエピソードが、ハンセン病の方から手紙が届いて、辰巳さんがそちらを訪問するのです。

その宮崎さんという方は同じハンセン病を闘い支えあってきた親友がガンになり、自分に何かできることはないかと、辰巳さんのスープを作って届けていると。

そのスープを大きな鍋でかきまぜる姿が撮影されていましたが、まさに祈りの込められている、ふっと涙ぐんでしまう、後光のさすような瞬間でした。

宮崎さんと辰巳さんの会話で、お互いに80歳を超えて気づいたことが、あったわね、って。

お二人とも一生懸命生きて来られて、それでも、80歳になるまでわからなかったことがあるのか、私も80歳になるのが楽しみです。

帰り道、スーパーで、玄米スープの材料を買ってきて、レシピに従い、いまは待機中です。

本当に手間暇かかるのですが、惜しまずに、丁寧にやっていこうと思います。

 

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