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Interview
インタビュー

株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ 代表取締役 安田正

プロフィール

設立:1990年4月
所在地:東京都新宿区西新宿6-15-1 セントラルパークタワー
    ラ・トゥール新宿 4階
事業内容:
●法人研修事業
階層別(新人、年次別、管理職)研修の企画、実施
ビジネスコミュニケーション研修の企画、実施
営業(販売)力強化研修
異業種交流研修
 
●国際化研修事業
法人語学研修(英、仏、独、露、中、他)の企画、実施
グローバルスタンダードスキル研修の企画、実施
異文化対応力強化研修の企画、実施
通訳、翻訳
 
●学校教育・学術事業
小学校・中学校、外国人語学指導員(ALT)の派遣
小学校国際理解教育の企画、実施
大学・研究機関等の(国際)学会、開催・運営のアウトソーシング
 
略歴:1990年より法人向け英語研修を開始。現在は英語のほか、ロジカル・コミュニケーション、プレゼンテーション、対人対応コーチング、交渉などのビジネスコミュニケーションの領域で講師として活躍。大手企業を中心とした1700社、55万人の一般社員、1000人を超える役職者への研修、コンサルティングを行なっている。また、東京大学、早稲田大学、京都大学、一橋大学などで教鞭を執る。
 
著書:『一流役員が実践している 仕事の哲学』(クロスメディア・パブリッシング)
『英語は「インド式」で学べ!』(ダイヤモンド社)
『ロジカル・コミュニケーション®』『ロジカル・ライティング』
(以上、日本実業出版社)
『1億稼ぐ話し方』(フォレスト出版)など多数。
 
■強みの無料診断サイト「サーチミー」
https://searchme.jp/

  • 最新刊の『超一流の雑談力』は27万3千部を突破(2015年12月25日時点)。2016年にはオリコン2016年 年間”本”ランキングビジネス書部門第1位を獲得し、講師としても活躍されている安田正さん。そんな安田さんに「働くということ」をテーマにお話をお伺いしました。

  • 雑談力とは?

    笹川:『超一流の雑談力』ベストセラーおめでとうございます!この本が大ヒットしている背景を伺えますか?

    安田:どうして雑談力なのかというと、いわゆる皆さんのパーソナルスペースが小さくなってきているのです。同じコミュニティの、同じような先輩後輩とばかり話しているということですね。パーソナルスペースが小さいことには問題があります。「パーソナルスペースを大きくすることを今までやってきていないため、営業などの仕事ができない」という問題です。4・5ヶ月で、21万部も売れる本って今どきないですよ。つまり、意外なことに皆さんがそれだけ困っていた、ということがわかりました。それだけ、世の中の人が雑談などのコミュニケ―ションに自信がないってことですね。

    笹川:たしかに、小さな特定のコミュニティで生活している人が増え、パーソナルスペースは小さくなってきている気がします。

  • 働くということ

    笹川:安田さんにとって「働く」とはどういうことなのでしょうか。

    安田:これからの働くとは、他人の評価ではなく、自分の評価で自分の強みを見つけて、それを掘り下げていったり広げていったりすることが働くということだと思っています。ちなみにインターンの学生さんは、どこの大学に行っているのですか?

    ツンデレ太郎:W大学です。

    安田:いわゆる「良い大学」と言われる大学を出る人も出ない人もいると思うのですが、みんなこうした偏差値とかで可能性の限界を決めちゃっています。でもこれは他人の評価ですよね。他人の評価で働いているうちは全然楽しくないと思います。「サーチミー」というサイトで強みを簡単に診断することができるので、試してみてください(【サーチミー】https://searchme.jp/)。

    笹川:自分の限界を他人の評価で決めてしまうのはとてももったいないと思います。どんなことにも果敢に挑戦してほしいですね。

  • 可能性を制限するな。人生は28歳までに決まる

    笹川:他人の評価を脱した後は、どうすればいいですか?

    安田:「自分はこの位でいい」と可能性を制限することはやめてください。ステージに上がっていない人たちが「ステージに上がらなくてもいい」と言うのですが、ステージに上がってみないと見えない世界があります。そこは大変だけどすごく面白いです。暴風雨が吹いていますが、眺めがやたら良いのです。ステージに上がればその世界に会えない人はいないですからね。大体人生は28歳までで決まると思います。そこから逆転できないわけではないですが。28歳までに苦労もチャレンジも相当してきた人には、30代になった時に面白い仕事が入ってきます。

    笹川:自分の可能性を自分で決めないことも大切なのですね。若い人たちには30代になって実を結ぶよう、20代の若いうちに様々な経験をしてほしいと思います。

  • 働くことによって得られるもの

    笹川:安田さんが考える、働くことで得られるものは何ですか?

    安田:絶対的に、自分に対する「自信」「可能性」ですね。普通の人は年齢が仕事に何かしら関係してしまいます。世の中に勝手に決められてしまうのです。60歳になったら、部長と呼ばれていたのに急に「さん」付けで呼ばれるようになったりします。でも、自分の強みを見つけてきた人、チャレンジしてきた人は、年齢なんか関係なくなります。そういう「自信」や「可能性」を得られるのが仕事だと思います。また「他の人が見られない風景が見られること」も、得られるものだと思います。

    笹川:自分の経験の中で見た景色や得た自信は、自分だけのものですね。

  • 若者へのメッセージ

    笹川:最後になりますが、若い人へ向けてメッセージを頂けますか?

    安田:若い人はできるだけ早く、他人の評価から自分の評価に切り替えてください。そして自分の強みを早く見つけてください。そしてもう一つ、打たれ強くなってほしいです。自分のリミッターを上げていくんです。断られても行く、くらいのギラギラさも大切だと思います。

    笹川:20代の過ごし方はどうすべきでしょうか?

    安田:まず、自分の強みはこれだろうと仮説を立てるわけですよね。それを検証するための色々な実験をしてほしいですね。ただチャレンジすればいいです。でも、1つだけ条件があります。28歳までにレジェンドをつくってほしいです。何でも良いので誰も敵わない伝説をつくってください。そういうものがないと、自分を信用できないのです。

    笹川:誰にも負けないものを持っていることは、確実に自信になりますね。力強いメッセージありがとうございました!

  • インタビューを終えて笹川より

    安田社長はインタビューの最中でも、超一流の雑談力を発揮されていました。今までの著作で「インド式」が10万部。「仕事の哲学」が10万部。最新刊の「超一流の雑談力」が21万部。出版業界が不況の今、なんという奇跡でしょうか!「もってる」人の空気をインタビューの中から感じていただければ嬉しいです。