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Interview
インタビュー

株式会社オフィシャルインテグレート 代表取締役 江上治

プロフィール

設立  :2012年11月
所在地 :東京都港区虎ノ門4-2-4 クレッセント虎ノ門3F
事業内容:中堅企業および経営者への経営コンサルティング
     企業経営へのアドバイザリー業務
     経営者倶楽部の運営[ビジネスマッチング事業]
     人材紹介事業
     研修・講演の企画事業

略歴  :1967年、熊本県天草市生まれ。
富裕層専門のファイナンシャルプランナー。サラリーマン時代には大手損保会社、外資系保険会社の代理店支援営業において、新規開拓分野にて全国1位を4回受賞し、最短・最年少でマネージャーに昇格を果たす。自身が所属した組織もすべて全国トップの成果を挙げる。起業後は、保険営業を中心としたFP事務所を設立。人脈ゼロ・資金ゼロから1,000名を超える顧客を開拓し、これまで新規に獲得した保険料売上は600億円超に達する。指導した部下は全国7万人のセールスの中でベスト5に2回入賞。中小企業のコンサル業務も展開し、サポートした企業の売上が1年で8倍増になるほどの成果を上げている。

おもな著書にはベストセラーとなった 『一生かかっても知り得ない年収 1億円思考 』など。2015年11月10日から最新刊の『あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら』が発売している。
  
  
Facebook:https://www.facebook.com/egamiosamu

お問い合わせはこちら→http://integr.jp/contactus/

  • 有名スポーツ選手から経営者まで年収1億円を超えるクライアントを50名以上抱える富裕層専門のカリスマ・ファイナンシャル・プランナーの江上社長。そんな江上社長に働くということについてインタビュー致しました!

  • 新刊について

    笹川:今回、江上さんは『あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら』という新刊をちょうど出されたタイミングですので、まずこの本について話をお聞きしたいと思います。

    江上:テーマは「ウチの娘が40歳になった時、つまり約20年後に、どう生きていけばいいか」です。ファイナンシャル・プランナーの視点から、お金や経済の現状などを解説しながら、20年後生き延びる方法を書いています。前半では、日本を100人の村とした場合のデータを映像作家の方に絵を入れていただくことで、分かりやすく紹介しています。日本の現状を知っている人が少ないと思ったので、非正規雇用の人は何人いるのか、保険料を払えない人は何人いるのかなどのデータも載せています。後半では、じゃあどうやって生きていけばいいか?ということを紹介しています。

    笹川:「これからは3つの資本で生きのびよ!」ですね。

    江上:はい。3つの資本というのは、「自分資本、お金資本、人間関係資本」の3要素です。

  • 自分の強みを知るとは?

    笹川:こちらの新刊では、3つの資本の話に加えて、「自分の強みを知る」という話が書いてありますが、これはどういう働きかたでしょうか?

    江上:この本では、自分の持っている4つの資本をどう使うか、そして自分は何が得意かを知ることが大事ということを書いています。4つの資本というのは、「時間、スキル、お金、人脈」です。そしてこの4つの資本をどう使うかは、自分は何が得意か次第なのです。この本では最終的に、「生き残る方法は、人に助けてもらうか、お金に助けてもらうしかない」って書いています。好きなことと得意なことは違うので、得意なことを早く知ることが大事、ということになるのです。自分の強みを知るためには、20代の内に何か一つタイトルを取った方がいいと思います。それか、自分の良いところを人に聞くなどがいいですね。

    笹川:早いうちから自分の得手不得手を理解しておく、自分と向き合うことが大切なのですね。

  • 働くということ

    笹川:江上さんにとって「働く」とはどういうことなのでしょうか。

    江上:働くというのは相手を勝たせることだと思います。仕事には利益を出すことが必要ですが、利益を出すためには、お客様を勝たせないといけないと思います。またそれだけではなく、上司を勝たせることも大切です。

    笹川:たしかに、利益を出すためには提案を受け入れてもらうことが不可欠ですからね。場面に応じてお客様や上司を勝たせることが重要ですね。

  • 働くことで得られるもの

    笹川:大手損保会社で全国1位を4回もとられたとうかがいました。江上さんにとって働くことで得られるものは何ですか?

    江上:働くことで得られるものであり、かつ一番大事なことは、「自立」することだと思います。入社直後はまだ「自立」できていません。入社直後はスキルが無いわけですから、会社からお金を貰っていると考えた方がいいです。つまり会社に投資してもらっています。これは人生全部そうで、生まれたときは親が投資してくれています。となると、どっかでリターンをしないといけません。少しきつい言い方をすると「泥棒」をしているということになります。売れない営業マンはお客様の時間も奪っていますよね。しかし最初はしょうがないので、あとは泥棒を何年続けるかという話になります。自分が利益を出せるようになったら、得意なことが見つかり、自信になります。周りからも評価され、色々任せてもらえます。そうして「自立」することができるのです。

    笹川:はじめに自分に投資してもらった物を、自立していく中で返していくのですね。

  • 自立するには?

    笹川:では、「自立」をする方法はありますか?

    江上:入社当時、上司からは「いつ借金返すの?」って言われていました。上司は偉い方だったので、私は新卒の頃から名刺が課長代理でした。私は上司がしてほしいことを30個書き出すことで、上司をサポートしようとしました。それを書き出すためには、上司の頭の中を想像しないといけません。しかも、上司はトップセールスだったので、トップセールスの頭の中を想像しないといけなかったのです。そうして上司を助けたことで、その上司が偉くなりました。すると上司に仕事を任せてもらえました。その経験が、人に助けてもらった方がいいという学びになりました。人を勝たせたら、絶対恩返しがくるので、上司やお客様を助けた方が良いのです。

    笹川:江上さんご自身のご体験、とても参考になります。人のためにやったことが結果として自分に返ってくる。もちろん、江上さんはとても努力されたのだと思いますが、だからこそ得られた結果なのだと思います。

  • 若者へのメッセージ

    笹川:最後に若い人へ向けてメッセージを頂けますか?

    江上:①「得意なことを見つけてください」25歳までに得意なことを見つけて、得意なことを仕事にするべきです。得意なこととは、社会や相手が評価をして決めるものです。得意なことだったら評価されるので、みんな好きになれます。②「お金の意味を感じてください」お金をいただくというのは、「責任」が発生するということです。社長にとってお金は、社員のお金であり、社会のお金です。お金を稼ぐという意味を知るためには、お金の意味を感じるべきです。③「良いメンターを持ってください」メンターは探せば出てきます。25歳位までは図々しいくらいがちょうどいいと思います。いっぱい失敗した方がいいと思います。一番かわいがられる方法は、何かその人のお役に立てるお手伝いをすることです。例えば著者だったら、出版講演会やセミナーのお手伝いをするなどです。メンターと出会う方法はいくらでもあるので、結局行動しないとチャンスは来ないということです。

    笹川:どれも深いお言葉です。素敵な3つのメッセージをありがとうございます!

  • インタビューを終えて笹川より

    江上さんはとにかく人に与える人、人を応援する人、人を勝たせる人です。新刊のご著書の中では、これからの厳しい日本社会でどう生きていくのか、冷静な言葉の裏に温かいまなざしで提言されています。お金の専門家であるからこその、人間関係、助け合いと分かち合いの大切さを説かれる。これからのますますのご活躍・ご発展を心からお祈りしております。