2015.10.26 今必要なビジネススキル・マインド
決定権はすべて彼ですから。任せられること。
キーワード:決定権
Happy Birthday to IMAGINEPLUS!
先日、10月24日はイマジンプラスの設立記念日。
今夜はテレビ会議をつないで、お祝いのイベントを行います。
さて、ある案件で、複数のお取引先からご提案をいただき、最終段階に入ったところで、社長も同席してくださいと現場から要請があり、参加。
先方も社長や役員が出てこられて、すごく気合いが入っているのがわかります。
私が「決定権は、すべて担当の彼ですから。
全部任せてますので、よろしくお願いします。」と言うと、みなさん多少なりともびっくりされます。
もちろん、ベンチャーで若い人にどんどん権限移譲する企業もあるでしょうが、ある程度の予算を預かるわけです。
「すごい大きな権限持たされているんですね」とおっしゃっていただくところもありました。
新しいことや若者向けの感性は、社長の私がいいと思うものは駄目だと思うのです。
「社長の私が関わるとしたら、最後に稟議が上がってきたところで、もうちょっとこの価格なんとかならないのかしら?ぐらいだと思いますので、よろしくお願いいたします」
さて、任せること。
任せられること。
私は20代厳しく鍛えてもらった上司にどんどん任されました。
チャレンジ精神と失敗を気にしないこと。
もともとの資質を引き出してもらえ、教え導いてもらったこと。
この事業を始める前身のオーナーにも、経営のすべてを任せてもらいました。
感謝いっぱいです。そこに粋を感じ、定期的な報告と確実に実績を上げることで、恩に報いるよう努力しました。
自分が思い切り任せてもらったので、私も同じように、任せたいとやってきました。
任せた以上はあまり口出しせず、見届けよう。
ただ、これは、とっても難しいことだと気づきました。
間違ってしまうと、放任、投げっぱなしになるし、大本の基本でボタンの掛け違いのまま進んでしまったら、軌道修正できません。
「任せている」のは信頼しているからなのに、「信頼されていない」と感じさせてしまったり、自分の言葉足りずを痛感することがありました。
「任せた」とはいえ、最後の責任は社長です。
「任せた」結果が伴わなければ対処しなくてはいけません。
なので多くの先輩経営者がおっしゃるように、「任せても、要所要所は、社長がちゃんと押さえておくこと」
若い人にはどんどん任せて、失敗もし、修羅場もくぐってほしい。
そう願います。
<笹川祐子の感謝ブログ> 創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。
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