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2015.10.25 本・読書
「お金に強くなる生き方」佐藤優

キーワード:佐藤優

昨日は東京滝川会の交流会。
同郷の人たちとの交流を温める、あたたかい一日。
私は幹事・司会を仰せつかっていたのですが、一年に一回、わざわざ来ていただく方への「心づくしが十分にできたか」というと、至らぬ点が多々あったと反省。
次回の課題点がたくさんありました。
10月のこの週末は、ふるさと連合会、各地の催しが開催されているようです。
ぎゃーっ。心の中で叫んでしまいました。
母校の大学の同窓会の案内に返事を出していなかったような。

さて、佐藤優さんといえば、元外務省の官僚。
逮捕、起訴され、獄中生活を送った。
「国家の罠」「自滅する帝国」など硬派なドキュメントやノンフィクションを書いておられるが、「人に強くなる極意」 人生相談等、この時代にどう生きるか独特の視点があって私は面白く読んでいます。
この「お金に強くなる生き方」は、経営者やエリート層ではなく、普通のビジネスパーソンを読者に想定しています。
私は人材業に身を置いているので、この20年間、日本人の平均年収は確実に下がってきているのがわかります。
で、この本でも改めて、国税庁の民間給与実態調査2013年で、平均給与は414万。
2003年には440万でこの10年は右肩下がりだそうです。
佐藤さんは自分も逮捕され、人生が一変。

ソ連崩壊後、旧体制のエリートが非常に困窮したけど、アルバイトを一生懸命こなしつつ、楽しそうに知的作業に従事する彼らとの交友を通じ、「標準的な努力をしていれば、名誉と尊厳を保って生活をしていける。それとともに、自己実現も、友達との楽しい関係を維持することも可能だ」という結論に至るのです。
先日、ある社員が「社長、今、お金の勉強のために○○の本を読んでます!」というので、「○○もいいけど、佐藤優さんのお金に強くなる生き方や人生相談も読んでみてね~」とすすめました。
この本では、統計や数字のデータも出てくるし、お金の考え方を国家や世界の中でとらえている。
イスラム国やアベノミクスの弊害など。
著者の言う、お金に強くなる生き方の中で、「人間関係、相互扶助を大切に、どれだけ深い友人関係を作れるか」ここにも重点をおいています。
私たちは、今までと違う価値観の時代に生きていくんだと感じます。

第1章 私たちを突き動かすお金という幻想
第2章 大格差時代を生き抜くお金の極意
第3章 プロに騙されずにお金を増やすには
第4章 人生を台なしにしないお金の実学
第5章 お金と人間の幸福な関係を考える
若い方々はじめ、仕事とお金に悩む方におススメの一冊です。
 
okane

☆今日の一冊
「お金に強くなる生き方」
著者:佐藤優
お金に強くなる生き方 (青春新書インテリジェンス)/青春出版社

¥907
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