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2022.05.08 異業種交流・女性経営者会・社長仲間
中村キース・ヘリング美術館

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こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

GWの前半、美術館巡りに山梨に行ってきました。

親しい友人のお世話になる方が全てアテンドしてくださって、素晴らしい、大人の遠足旅行となりました。

ありがとうございました!

まずは、中村キース・ヘリング美術館。

中村と名前がつくのは、この美術館を作られたのが、シミックという上場企業の創業者だからです。

ニューヨークへ出張中に、キース・ヘリングの絵に出会い、そのときキースはまだそんなに有名ではなかったそうなのですが、その後も購入し続け、なんと美術館にまでなってしまったそうです。

事業で大成功した創業オーナーが、このように芸術を社会に還元できるのは素晴らしいですね。

キース・ヘリングはご存知の方も多いと思いますが、31歳にしてエイズで亡くなった、天才アーティストです。

1980年代にストリート・アーティストとして有名になったきっかけは、

ニューヨークの地下鉄構内で、使用されていない広告掲示板に黒い紙を貼って、その上からチョークで、シンプルな線でリズミカルに書かれた絵が、通勤客の間で評判となったのです。

数々の個展を開催し、世界で活躍するようになります。

一方で、キースは同性愛者としても有名でした。

当時のニューヨークでは同性愛者への批判は厳しく、

キースは、作品を通して、同性愛者の自由やエイズ予防の啓蒙活動をしました。

私がお土産に買ってきたTシャツは、ご案内してくれたセンスの良い学芸員さんが着てて、スタッフさんの制服がわりになっているそうです。

1011日は、National Coming Out Day(全国カミングアウトデー)と言って、カミングアウトを祝い、前向きに支援しようとする日です(※決してカミングアウトを「強制」するものではありません)

それをドアを開けて出ていこうよという表現されています。

そして、貧しい子どもたちへの支援もしました。

自分の絵を気軽にみて欲しいのに、オークションで値が上がって、一般の人の目に触れなくなるという矛盾にも気が付きました。

それでミニショップの展開や世界中での壁画や社会的プロジェクトに関わって行ったのだと思います。

エイズの啓蒙活動をしながら、自身が発症し、翌年には、財団を設立。

亡くなるまで積極的に、芸術と社会貢献活動をされたとのこと。

彼が長生きしていたら、世の中は少し変わったかもしれない。

そんなことを期待させてくれる大きな大きな芸術家だと思います。

美術館でいっぱい感動をもらってから、近くのレストランへ。

こちらも素敵なところで、ランチから美味しいワインをいただきました。

ステーキのお肉が今までどこでも食べたことのないような、柔らかさがあって、

また今度行くときには、どこのどういうお肉か聞いてみたいです。

中村キース・ヘリング美術館は、こちら

https://www.nakamura-haring.com/keithharing/

キース・ヘリングがわかりやすく書かれている記事はこちら

https://euphoric-arts.com/art-2/keithharing/

 

 

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