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2021.09.22 本・読書
「老いる意味」森村誠一

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こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

昨日の夕方、東の空からお月様が上がってきて、凄く綺麗でした。

今日もお月見ができますね。

中秋の名月です。

さて、睡眠負債を減らすべく、なるべく24時に寝るために23時にベッドに入ることを心がけています。

でも、昨日は、これまたADHD症が大きく出てしまいました。

翌日のスケジュールを思い込みで、大きく勘違いの行動をして、寝るのが遅くなり、さらにベッドに入ってから、手に取った本に読み入ってしまいました。

その本が、森村誠一さんの「老いる意味」

感じ入っていたので、ブログにアップしたいと思っていたのです。

 

森村誠一先生との出会い

 

10年以上前でしょうか、文壇のパーティでお見かけして、「ずっと愛読しております!」とご挨拶させていただきました。

さすが、元一流ホテルマン。

背筋がピンと伸びて、立ち姿の姿勢が素敵でした。

その後、お世話になる方のミニパーティで、森村先生も来られるとのこと。

喜んで駆けつけたところ、先生は急用で来られなくなったのです。

主催者にお詫びの電話が入り、おそらく、主催者が、「先生のファンの女社長が来ますよ!」と言っておられたのでしょう、電話を代わってくださいました。

森村先生は私に、「急なことで本当に申し訳ない」と丁寧に何度も謝ってくださって、びっくり仰天、感謝感激大感動でした。

先生からすると会った記憶もない、ただの参加者の1人に対して、こんな細やかな配慮ができる方なのだと、いっそう大ファンになりました。

この著書の中では、先生ご自身が「気を使いすぎだ」と言われることが多いようですが、気配りについては、田舎町で両親やご近所から学んで自然と身についてこられたようです。

真面目で誠実なお人柄と、「人間の証明」「野生の証明」「悪魔の飽食」などの大ベストセラーの作家の顔。

私はテレビはあまり見ませんが、森村誠一シリーズのミステリードラマは見ています。

 

老人性うつ病との戦い

 

この著書を今年の春に、書店で見て、驚きました。

「老人性うつ病を克服した著者の老いの生きかた」とあるではないですか。

森村先生が、うつ病になってしまったとは。

心配しながらも、本を読み進めると

ある日突然、いつもと違う、朝がどんよりと濁っていたそうです。

それまで多忙過ぎ、執筆以外の講演、テレビ・ラジオの出演が続き、「これからまだ50冊書く」と宣言していたのです。

病院に行くと、老人性うつ病と認知症の合併を疑われました。

そこからの辛く、暗い、焦る日々。

言葉を扱う作家として、書けない。

とはいえ、さすが、作家です。

主治医の先生に、すがるような手紙を、文章のまずさを直すことなく、「愚痴ではありません、希望と信頼です」と書き送っています。

苦悩の末、ようやくいつもの朝が戻ってきます。

3年がかりでした。

 

人間老いれば、病気もするし苦悩する

 

森村先生は現在88歳。

うつ病になったのは、2015年位とあるので、82歳ぐらいでしょうか。

「病や悩みにも寄り添う。老いには勇気が必要。」

今、すっかりお元気になられました。

写真俳句を楽しまれ、明日に向かって夢を見る日々。

ライフ・リノベーターとして自身を変革していく私にとって、啓示的な本です。

人生100年時代。

長生きしていくので、老いていくことに今から準備をしていきたい。

今、同じような悩みのある方には、勇気をもらえる本だと思います。

豊かな人生を送るヒントがいっぱい。

ぜひご一読ください。

 

 

★笹川祐子 プロフィール

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