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2012.04.13 本・読書
年収1億円人生計画

キーワード:年収1億円人生計画年収1億円思考江上治

仙台への新幹線に乗る前に、東京駅の本屋に走って、この新刊をゲット。

前作の「年収1億円思考」の続編なので、楽しみにしていました。

いきなり、「奴隷」(いま)のままでは、一生稼げない。」

自由か、奴隷か、という根源的テーマが問われます。

よく、サラリーマンは奴隷だ、という表現が使われますが、これはとっても奥深いテーマです。

もしぱっとこの「奴隷」という表現だけで、不快感や嫌悪感を感じる人は、そうではないので、最後までじっくり読んで欲しいと切に願うものです。


哲学的に、人生を追い求める、硬派なビジネス書です。


誰もが自由でいたいと思うでしょうが、自由の裏側には、責任とリスクをとること、自分で選択し決断すること、孤独であること、などもろもろの覚悟が必要です。

だから、多くの人は、親や会社や上司、はたまた国家の言うことを聞いて、指示されたり、レールを敷かれた人生を歩むのがラクなので、その状態に甘んじているんですね。

ただ、今まで日本経済が右肩上がりのときはそれでも良かったけれど、これからは違う。

グローバル化ということのひとつは、世界の賃金格差が縮まっていくことです。

日本からメーカーや製造業が海外に出て行くのも、日本人の人件費が高いからです。


年収2千万とか、1億円目指す人はもちろん、せめて収入を下げない、稼ぎ方、考え方、生き方を学んでいく上でも、道しるべにしたい、良い本です。

ある意味、自由とは、しんどいんです。

それを分かった上で、「自由を求める」より、「奴隷からの脱出」を目指すか。

そのための「人生計画」を考え、自問自答できる本です。


著者のカリスマFP(ファイナンシャルプランナー)は、

「『過去のたな卸し』だけで年収2千万は稼げる」と言ってますが、とても説得力があります。

稼げない多くの人の多いパターンは、「過去の振り返り」をしないそうです。

たしかにです。

 

「自分がわからなくて、どうしてお金を稼げるだろう」


「稼げない、と嘆く人がいるが、あなたはドライに研究したことがありますか」


「あなたの武器はなんですか?」

 

読みながら考えられる、自分に真剣に向き合える本です。

福岡ソフトバンクホークスの小久保選手とお母さんの例は、「基準値」を作ったとっても素敵な話です。

そして、実際に年収一億稼ぐ人の「お金観」や「お金の使い方」に触れ、月間の具体的な家計簿も載っていますので、それらは、とっても励みになります。

そして、人生企画書、人生の節目と家族の年表など見本が載っていますので、これらを参考に自分のものを作ってみたらどうでしょうか。


私はお正月に自分の人生計画の見直しをして、いつまで社長をやらせてもらおうとか、何をどうしようとか、新たに決めました。

そして、さすが、お金のプロですから、示唆に富んだ名言もたくさんあります。

◆「お金は人が運んでくる。有力者から見込まれるために、人間性を高めろ」

◆「本当の感謝ができる機会はふたつである。大事なものを失ったときと、自分が満たされているということ」

◆「稼ぐ人」もはじめは「奴隷状態」から始まっている。問題は、いかに奴隷から脱却するかである。そのヒントは「自分の過去」にある。

◆メンターから何か学ぶとき、今、持っている人生観、それだけ拝聴しても仕方がないのだ。なぜその人生観が出来上がったのか、それを知らなくては意味がない。

◆何事も愛が先になければいけない。

などなど。

 

奴隷、奴隷と過激な表現で始まるこの本ですが、著者の言わんとする結論は

「『年収1億円の人生計画』とは、人に施す生き方で、「愛と生産的な仕事」なのです」

やられたなーと、もう一回読み返しました。

 

☆今日の一冊

「一生かかっても知りえない 年収1億円人生計画」

著者:江上治

 

「年収1億円思考」
過去記事は、こちら。

http://ameblo.jp/imagineplus/entry-10922295588.html

 

「『年収1億円思考』の感想を読んで届けてくださった方へ」

http://ameblo.jp/imagineplus/entry-10937237442.html

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<笹川祐子の感謝ブログ> 創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。

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