2012.06.25 本・読書
仕事の9割は世間話
昨今、経営者やいろいろな方から、「今の若い人は雑談や世間話ができない」と聞きます。
そんな研修や教育が必要だとも。
私の若いころは、時間さえあれば、クライアントのところに立ち寄ってお茶していたものです。
まぁ、古き良き時代でしょうか。
今では、アポなしではセキュティも厳しく入れない会社も増えました。
お互い忙しく、効率が求められ、無駄話もおちおちできません。
無駄話する人や話の長い人は、嫌われます。
とはいえ、初対面でいきなり本題に入ったり、すぐに結論を求めるのは、うまくいきません。
やっぱり場の空気というのがあるので、和ませ、信頼を獲得し、情報収集が大切です。
この本では、そんな戦略的雑談のテクニックが多数披露されています。
そして、若手営業マンのいろいろな失敗例も多数でています。
あちゃー、というもの。
著者の高城さんは、リクルートの伝説残るトップセールス。
その高城さんご自身の失敗談や成功例もあります。
では、なぜ、世間話が必要なのでしょう?
立場が上席になるほど、そして多くの経営者は、人の見極めを世間話で見抜いたり、人物評価したり、信頼に足るのか見ているんです。
世間話には「人柄」が大きく出るんです。
実は、私自身も社員の面接等、面接後の雑談で、その人の評価が変わることがあります。
「あれっ、この人、ひょっとしたら、すごくいいかも・・・」不採用と思ったけど採用に。
「あー、この人、これが本音なのかしら」採用してもいいと思ったけど不採用に。
若手営業マンは書店でこの本の第2章「こんな人の世間話はNG」を急ぎ立ち読みして欲しいですね。
十分に気を付けてほしいところです。
・趣味の自慢話ばかりする人
・早口で聞き取りづらい人
・時間気にせず長々話す人
・面識のないうわさ話をする人
・毎回同じ話題ばかりの人
・専門用語を連発して理解不能な人
・興味がないことに気づいてくれない人
・気分が悪くなる話ばかりする人(他社や周りの悪口)
・緊張して堅苦しい話し方をする人
マネージャーやリーダーの方は、メンバーの世間話や雑談の指導育成に。
気配りの勉強にもなります。
断トツのトップセールスですから、著者の素敵なエッセンスを盗んで欲しいと思います。
私もさっそく読んで、やっぱりなぁと細やかな気配りが随所にあることも感心しました。
営業マンにもマネージャーにもおススメの一冊です。
写真は月間優秀社員表彰で、佐賀牛のせいろ蒸し。
こうやって表彰される人は、やっぱり世間話もちゃんとできますねー。
良かった!と社長は安心しています。
☆今日の一冊
「仕事の9割は世間話」
著者:高城幸司
- 仕事の9割は世間話 (日経プレミアシリーズ)/日本経済新聞出版社
- ¥893
- Amazon.co.jp
<笹川祐子の感謝ブログ> 創業した会社を上場企業にグループインしましたので、こちらの社長ブログへ移管しました。
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