2021.02.19 社長ブログ
ロイヤルホールディングズが双日と資本業務提携

キーワード:#M&A 

こんにちは。

ライフ・リノベーター 笹川祐子(https://twitter.com/imaginenext_ceo)です。

先日、ロイヤルホールディングズ(外食大手)が大手商社の双日と資本業務提携を発表しました。

ロイヤルの株式約13%を取得される予定で、双日が筆頭株主となります。

 

ロイヤルホールディングズは外食企業の優等生!

 

私は、ロイヤル菊地会長の講演を聞いたことがあります。

ちょうど大学院で学ぶことが、まさに実践されている経営手腕に、大きく感銘を受けました。

業績は絶好調。

銀行出身の社長ということで、財務基盤がしっかりされ、鮮やかな成長戦略を語られました。

大学院の論文を書く際には、ぜひインタビューさせてください!とご挨拶させていただいたのです。

ロイヤルは多角経営で大きく4つ

①外食

②コントラクト(高速道路沿いの飲食店や企業内の社員食堂などの運営)

③機内食

④ホテル

多角化経営の利点は、何か1つの事業が業績悪化しても、他の事業でカバーできるということです。

それがこの新型コロナの影響で、人の移動が制限され、ロイヤルの事業すべてが大打撃を受けました。

リスク分散してきたはずなのに、すべて「人の移動」を前提としていました。

誰も想像できなかったことだと思います。

 

「双日」を選んだ理由

 

そもそもロイヤルは、財務基盤の回復や成長戦略のために「新たなパートナーが必要」と考え、菊地会長を中心に、昨年9月頃から候補先を探していたそうです。

菊地会長いわく

「このコロナで変わってしまったトレンドは、2-3年は続くのでは。

人が動かないなら、物を動かすしかない」

2019年12月にスタートした事業「ロイヤルデリ」

世界のさまざまな料理を冷凍して自宅までお届けするもの。

これらをさらに広げて、海外店舗も増やしていきたい。

香港やシンガポールの「てんや」では、売り上げが好調だそうです。

販路拡大のノウハウや海外展開のための現地コネクションなどを双日が持っているのです。

双日にとっても、ロイヤルの今後の展開は、大きなメリットとなりウインウインになると思われます。

また今年1月7日の2度目の緊急事態宣言で、飲食店の売上は激減です。

資金繰り、追加融資の難しさ、多額の減損損失

「株価」も危うくなってきました。

2017年3200円という高値が、2020年7月には、1486円。(2021年2月18日は1,843円)

2020年の12月に希望退職を募り、300人ほどが退職。

しかし、コロナが収束したときに、企業が「復元力」を保つためにも、これ以上の人員削減は厳しい。

そういう状況下において、互いにメリットを出せる双日との話し合いが進んだと思われます。

ここまでの内容は、NewsPicks 川北真梨乃記者の下記記事から一部引用させてもらいました。

【独占】経営トップが語る「ロイヤルHD×双日」の裏側

 

経営判断の失敗!?「完全に間違っていた」

 

さて、こちらは、菊地会長の朝日デジタルの取材インタビューです。

――人の移動が大きく制約されて、1年になります。

■「完全に間違っていた」

「外食、高速道路や空港、病院などの飲食店、機内食、ホテルの4事業すべてがやられました。

事業が分散されていて、リスクにひじょうに強い会社と思っていましたが、完全に間違っていました。

過信をすごく反省しています。

人の移動によって成り立つビジネスに、リスクの根本がありました」

――過去の危機と、違いますか。

「金融システムが崩壊したリーマン・ショックとは、まったく異質です。

今回のマグニチュードは、圧倒的に大きい。

いまのためにホテルや機内食を縮小すれば、将来の成長はなくなるし、将来を優先すればいまはない。

ジレンマに陥る可能性を、すごく意識しました」

――不採算店を閉め、従業員の希望退職には300人以上が応募しました。

https://www.asahi.com/amp/articles/ASP2J6WZFP2JULZU01R.html

 

私自身のM&A体験から

 

菊地会長が「完全に間違っていた」と素直に反省するのは素晴らしいです。

未来をみすえて大手商社との資本提携という大きな経営判断に踏み切りました。

私自身も、今まで数多く失敗してきたのですが、コロナ禍に「辞める勇気」を持てたこと、上場企業にグループインすることを決めた、

最後の経営判断は正解だったと、まだ社長退任して1か月ですが、思っています。

ロイヤルさんは、今回の資本提携を機に、世界に羽ばたいて欲しいですね。

私はこの「ロイヤルデリ」日本食をどんどんアジアに、世界に宅配できたらいいと思います。

美味しい!安全!

冷凍技術がかなり進んでいますし、テクノロジーの進歩が速いから、アジアにいても、日本の美味しいご飯が食べられますね。投稿を表示

M&A後にどんな世界を描けるか。

双方の社員さん、お客さん、ステークホルダー、皆さんの素敵な未来につながるよう心から祈念いたします。